ヘルボロフの環境侵略大作戦!

かつて環境を席巻した『極・龍覇 ヘルボロフ』現代環境ですっかり見なくなった彼の雄姿をもう一度CSに呼び戻すべく考察を繰り広げるブログです

第四進攻 ヘルボロフデッキ採用試験

第三進攻はこちら

funa-syosa.hatenablog.com

魅惑の採用候補たち

 前回はヘルボロフのカラーごとのデッキタイプについて考察した。カラータッチによって戦略を幾重にも変化させるヘルボロフの魅力と強みを知ってもらえたと思う。

さて今回はカラーに関係なくヘルボロフデッキで輝くカード、いわゆる”自由枠”のカードについて考察を進めていく。

勝率が落ちてきた、上手いこと回らない、戦略の幅を広げたいと思ったらここにあるカードを一度検討してみてはいかがだろうか。

なお、前回の記事で解説を入れたカードや解説したデッキ殆どに入っていたカード(例:マッド・デーモン閣下)は考察しません、悪しからず。

要望があれば解説するかも

入れない理由の方が少ない!強烈パワーカード編

ほぼ必須カードと言っても差し支えないレベルの凶悪カード。特に入らない理由が無いなら入れておこう。

  • 魔龍バベルギヌス

かつてはバッシュギヌスの主要パーツとしてその悪名を轟かせた凶悪カード。殿堂入りのため1枚しか入れれないもの、コストを問わない蘇生効果はヘルボロフとの相性抜群。さすがは7コストの”インフェルノ・ゲート”と言ったところか。更に自分の場に『百発人形マグナム』が居れば疑似デーモンハンドとしても活用可能。相手にも同じ効果を飛ばせるテキストは使いどころ有りそうであんまり無いけどちょっとある、そんな塩梅なので覚えておくとよいだろう。

ヘルボロフを質に入れても採用したい1枚

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  • 魔天降臨 

こちらも殿堂入りの凶悪カード。ウェルカムヘルさえ出してしまえばマナはほとんど使わないヘルボロフにとって相性が悪いわけが無いだろう。特にタイガニトロとのコンビネーションは抜群で、一気に相手のリソースを枯渇させることが可能だ。

呪文であることが難点ではあるもののそれを補って余りあるほどのパワーカードだ。

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  •  九番目の旧王

超天編で登場したぶっ壊れS・トリガー。闇文明デッキは横に並べるデッキに弱いという従来の定説を真っ向から粉砕した、闇文明の歴史を変えたカード。パワー-12000の方も非常に強力であり、特にサッヴァークの耐性を無視して除去を飛ばせるという点は見逃しがたい。

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  • 生命と大地と轟破の決断 

自然文明のカードじゃないか、どうして自由枠なんだとお思いの方も居るだろうが、このカードはマナから唱えることも可能なため、このカード以外に自然文明を採用しなくても十分実用に耐えうる。

殿堂カードと言うこともあってそのカードパワーは折り紙付き、コスト5以下を踏み倒す効果は当然ウェルカムヘルとの相性が良く、

アンタップしているクリーチャーへアタックできるようにする効果はドラグナーに与えればシールドを割らずにウェルカムヘルでの展開が可能で、

最悪5→7のマナカーブを作ってくれると言うことなしだ。

文明を理由に採用を見送っていた読者の方も是非、採用してみてはいかがだろうか。

最近また値段上がってるけどね

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 採用したい!とはいえ環境次第・・・なカード編

是非とも採用したい強力なカードではあるものの、環境やデッキタイプよってはかみ合わない場面もあるカードたち。勝てなくなったり、新しいデッキが環境に上がってきたら採用を検討してみよう。

  • 悪臭怪人ゴキーン

一見物足りなさそうな効果かと思いきや実際に使うとその使いやすさに驚くことばかり。相手のトップ固定は状況によっては実質EXターンのようなもの。更にデッキボトムへ送ることも選択できるため効果は小さいものの墓地メタとしても活躍が可能。最近流行りのオカルトアンダケインにだって絶大な効果を発揮してくれること間違いないだろう。どうしてもアンダケインを潰したい人は4枚、それほどでもない人も1枚積んでおくとよいだろう。

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  •  秩序の意志

手打ちしやすい4コストな上S・バック持ち。封印が少々安定しない除去手段であることと呪文であるがゆえに回収しにくいという欠点は抱えているものの闇文明で気軽に封印が撃てるカードは貴重。コマンドが少ないデッキが流行っている時期には非常に強力であるが、現環境だと少し厳しめ。

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  • あたりポンの助 

コントロールデッキのお供カード。ウェルカムヘルとのシナジーは一切無いものの、相手のエースカード1枚を完全に無力化できるこのカードの威力は絶大なもの。特に出すだけでゼーロンが粉々になるという点はアピールポイントとして十二分であると言える。

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  • 壊滅の悪魔龍 カナシミドミノ 

元祖ウィニー対策カード。特にGRを多用するデッキにはよく刺さる。コストが5なのでウェルカムヘルで出せない点は少々取り回しが難しいと言えるもののそれを補って余りあるほどのせい圧力を誇る。

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相手に選ばせる除去を飛ばせる上にドローもついており継続的なリソース確保に是非採用したい1枚。とはいえ手札を活用しにくいヘルボロフデッキの特性や5コスで取りたい選ばせ除去が環境にどれだけ居るかで評価が大きく変わるカード。強力なカードには違いないので1枚入れてみても面白いだろう

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  • 停滞の影タイム・トリッパ―

あの『勝利のリュウセイ・カイザー』と同じ効果と言えばその強さは十分理解できるだろう。マナカーブが奇麗なデッキやしっかりとマナブーストをするデッキには非常に刺さる。逆に低コストで動いてマナを伸ばさないデッキには物置と化してしまうためしっかりと環境を見極める必要があるだろう。

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  • 革命龍 ガビュート

出現時でシールド焼却、革命2で全体をスレイヤーブロッカー化とこちらも文句なしの性能。とはいえやはり7コストは重たく、こいつが出るタイミングでは1枚の焼却では物足りないという状況もしばしば。効果の派手さに惑わされず、しっかりとデッキと相談しよう。

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 デッキによっては検討の余地あり、面白採用候補編

デメリットが大きい、同コスト帯にライバルが多い等の理由でなかなか採用候補に入れないカードたち。とはいえ強力なカードに間違いないので、デッキに新たな可能性を見出したいときにはこれらのカードを一度検討してみよう。

  • 盗掘人形モールス 

効果は強力なのだがいかんせん墓地回収は闇文明の得意分野のため他のカードに役割を取られがち。とはいえマナを使わずにクリーチャーが増えるという効果は単純にして強力だ。

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  • 闇の破壊神ゼオス 

ドロー効果、パワーマイナス、そしてTブレイカーと効果は申し分ないのだが4コスト帯のカードにはライバルが多く、登場時には何もしてくれないといった点がネック。尖った効果のカードなので検討する価値はあるだろう。

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問答無用でクリーチャーの数を減らすこのカードはハンデスとの相性抜群。一度場に出てしまえばひっくり返すのは容易では無いだろう。しかしコストが7と重たいのがネック。特に現代の高速環境だと活躍させるには工夫が必要だろう。

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  • カビパン男 

1コスト少ない代わりに効果が弱くなったカナシミドミノとも言えるカード。ヘルボロフデッキに置いて6コストと5コストは雲泥の差ということは皆さん既に理解していただけているかと思われる。

取り回しがしやすくなった半面、効果の方はデメリットが目立つ。-1000を与える効果は自分のクリーチャーにもかかってしまうため、軽量クリーチャーの採用がためらわれてしまう。特にルソーモンテスやバベルギヌスが破壊されてしまう点は思わぬところで足元を掬われるかもしれない。よくよく検討してから採用しよう。

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  • 絶望と反魂と滅殺の決断 

効果は確かに強い・・・強いのだが、いかんせんこのカードでできることは今まで上で紹介してきたカードたちが大抵こなしてくれる。墓地から唱えられるとはいえヘルボロフデッキとはかみ合いの悪い呪文ということもあり優先度は低め。

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 おわりに

いかがだっただろうか、既に検討したことのあるカードから名前も聞いたことのないようなカードまで人それぞれの発見があったと思われる。また、記事の長さの都合で入らなかった有用カードはまだまだ沢山ある。テンプレ構築に囚われず、広い視野で様々なカードを検討してみよう。きっと、あなたのデッキにピッタリのカードが見つかるはずだ。

次回は「第五進攻 CSへ向けて!~前環境編~」の予定だ、お楽しみに。

おまけ

フナ少佐「さあて、記事も完成したしそろそろCSに向けての考察も始めるか。環境考察と、デッキ解説と・・・そうだ!そろそろ緊急宣言も解除されることだし、CSに出て実地レポートも書くぞ!いやぁ楽しみだなぁ・・・ん?」

タカラトミー「あ、2月もCS中止で^^」(ネタにしてますが、この判断を批判する気はありません、真っ当な判断だと思います。)

 いやぁ、2月もCS無くなっちゃいましたね。次のパックの発売日が2月20日なので、次にCSに出れる時は新弾発売後となりますね・・・環境も変わるだろうからデッキ組みなおしだぁ

大変な時期ですが、CSが復活した際には結果を残せるよう考察を進めていきましょう。長い長い自粛期間を抜けた先にあるのは、ヘルボロフが席巻する環境でありますように・・・