ヘルボロフの環境侵略大作戦!

かつて環境を席巻した『極・龍覇 ヘルボロフ』現代環境ですっかり見なくなった彼の雄姿をもう一度CSに呼び戻すべく考察を繰り広げるブログです

第7杯 オリカ杯~デュエルマスターズをぶっ壊す~

開会宣言

あんなカードいいな、あったらいいな。

DMP・・・いや、カードゲーマーならだれでも作ったことがある、己の夢と欲望を詰め込んだ自分だけのカード。それがオリジナルカード、通称オリカ。

しかし、人は年を重ねるごとに夢より現実を見るようになってしまう。そしてそれに伴ってオリカも作らなくなり、現実のカードを見るようになっていく。なんと悲しいことだろうか・・・

そう、我々は童心を取り戻すべきなのだ。

今回のルール

今回は私主催のオリカ杯!・・・ということで参加者それぞれオリカを1種類作ってもらい、そのカードを入れたデッキで戦う。なお、ぶっ壊れカード生産防止のために優勝者は対戦後に投票で決めることにした。

なお、オリカを作るにあたってのルールは次の通りだ。

  • メインデッキに入るカードであること(オリカの枠を外れポンの助で代用するため)
  • デッキに4枚以上入れること(「5枚以上入れれる」とテキストに書けば入れてもいい。ただし3枚以下はダメ)
  • ゲーム開始時に特定のゾーンにあるカードであってはならない(ドキンダムやゼーロン、禁断~目覚めの時~みたいなカードはダメ)
  • 特殊勝利、特殊敗北を効果に含んではならない
  • デッキが魅力的になるカードであること
  • できればイラストも描くこと

半ば無茶ぶりも交えつつ、参加希望者たちはオリカを描き始めた。

そして1週間後・・・

大会開始!

大会当日に集まった参加者は計5人。ハルプブ氏、出前氏、エクス氏、りすろん氏、そして主催のフナ少佐だ。次からは参加者ごとのオリカとデッキを見ていこう。

エクス氏

カード名:《神降臨祭

種類  :D2フィールド

コスト :5

文明  :水

効果  :・自分のターンの終わりに、カードを1枚引く、その後、バトルゾーンにある種族がゴッドのクリーチャーにリンクできるカードを手札から好きなだけバトルゾーンに出してもよい。そうしたら、そのカードをリンクさせる。この効果でリンクさせた場合、リンクした時の効果は使えない。(種族にゴッド・ノヴァ、ゴッド・ノヴァ・OMGとあるクリーチャーは出すことはできない)

イラスト:

f:id:funa_syosa:20210610010700p:plain仕事が丁寧で主催冥利に尽きます

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古くからデュエマに親しんでいる読者の方ならピンときただろう・・・そう、神帝サポートだ。D2フィールドならではの毎ターン発動する効果と、ゴッド特有の除去への耐性がうまい具合にマッチしている。一見効果は派手だがゴッド専用であること、既にプロジェクト・ゴッドがあること、5コスの水文明D2フィールドにダイスベガスがあることを考えればむしろ控えめであるとも考えられるが果たしてその効果のほどはいかほどに。

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デッキ紹介

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2、3コストで手札を回し、4コストでマニ召喚。そのまま5コストで降臨祭を貼れば2ターン後には4体リンクの神帝が誕生するという算段。特に注目すべきは神帝アージュで、4体リンクするとパワー20000の無限アタッカー&ブロッカーが誕生する。長年不遇な扱いのゴッドをこのカードで救えるか。

りすろん氏

カード名:《デュアルショック・ドラゴンCM

種類  :クリーチャー

コスト :6

文明  :火

種族  :アーマード・ドラゴン

パワー :8000+

効果  :・ Sバック-火

・Tブレイカ

パワーアタッカー+11000

・このクリーチャーがフィールドに出た時、自分のシールドを1つ、墓地に置く。

・このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札を見る。その中から《デュアルショック・ドラゴン》を1体タップして出してもよい。その後、山札をシャッフルする。

イラスト:

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手描きで色塗りまで、更に文明マークと芸が細かい

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こちらも古参ホイホイなカード。転生編 第4弾 終末ナスオ・・・おっと、終末魔導大戦のCMだけで大活躍していたデュアルショック・ドラゴンとプロミネンス・カタストロフィーのコンボを1枚で再現できるようになった。その効果は進化クロスギアをくっつけただけあって絶大なもの。特に、現代カードとの組み合わせで恐ろしいパワーを発揮するだろう・・・と、りすろん氏も考えたようでカードパワーが高い分はデッキで調節するとのこと。

例のコンボ?が活躍しているCMがこちら。

www.youtube.com

デッキ紹介

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奇怪な鬼祭や花美師ハナコで早々にデュアルショックドラゴンCMを出し、一気に殴りかかる戦法。決まると強力ではあるものの時間ががかれば簡単に対処されてしまう、赤単らしいデッキに仕上がっている。

ハルプブ氏

カード名:《「桃武」の鬼 ジャキング

種類  :クリーチャー

コスト :6

文明  :火 闇 自然

種族  :ディスペクター/ヒーロー・ドラゴン/デモニオ/チーム切り札/鬼札王国

パワー :11000

効果:・EXライフ ・Wブレイカー ・スピードアタッカー

・このクリーチャーがフィールドに出た時または攻撃する時、マナゾーンまたはバトルゾーンからカードを1枚まで手札に戻す。その後、このクリーチャーはシールドを1枚ブレイクしてもよい。

・【キリフダッシュ】6

・【鬼タイム】このクリーチャーの召喚コストを3少なくする

イラスト:

f:id:funa_syosa:20210610003253j:plainディスペクターっぽい良イラスト

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王来編の新種族「ディスペクター」は過去に登場したカードたちが合体したもの。その特徴をさっそく活かしてモモキングとジャオウガのディスペクターを作ってきてくれた。(今思ったけど、右上のアイコンが喧しくなりそうだ)

効果はまさに両方の良いとこ取りで、《百鬼の邪王門》対応の6コストでなおかつ使用した邪王門を回収できるおまけ付き。更にEXライフで邪王門から飛び出した際の防御力は恐ろしいものがある。

かと思えば最小3コストでキリフダッシュしてSAが飛んでくるので攻撃に転じても強い。鬼タイム効果とEXライフの噛み合いが気になる所だが果たしてどう動くか。

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デッキ紹介

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緑が入ったことで鬼札アバクを抵抗なく採用することが可能となり、邪王門カウンターに正当な強化が入ったと言える。ジャキングから出す気満々のバスターの採用が光る。

 出前氏

カード名:《奇術妖精ラキナ

種類  :クリーチャー

コスト :4

文明  :水

種族  :スノーフェアリー/マジック・コマンド/スペシャルズ

パワー :4000

効果:・このクリーチャーは、あなたのバトルゾーンに他のスノーフェアリーがいなければ新たにバトルゾーンに出せない。

・このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、数字を1つ宣言する。次の自分のターンのはじめまで、相手はその数字と同じコストを持つ呪文を唱えられず、同じコストを持つクリーチャーを場に出せない。

・あなたのターン終了時、あなたのバトルゾーンにいるスノーフェアリー1体につき、カードを1枚引いてもよい。

イラスト:

f:id:funa_syosa:20210610164906p:plain外見はかわいい、効果は鬼畜

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かの殿堂入りツインパクト呪文、本日のラッキーナンバーがスノーフェアリーになった。スノーフェアリーが採用された理由はスノーフェアリーデッキにフィニッシュ力が欲しいから・・・のはずだ。決してこの子のR-18Gイラストを見たいからという理由ではない

フィーチャー元が殿堂カードなだけあってその効果は強烈。大きなデメリットがあるもののロック効果持ちの置きドローでパワー4000はやりすぎではないかとの声が多く上がった。

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デッキ紹介

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2ターン目ハキリ、3ターン目ステップルと出すことでラッキーナンバーを唱えながら3ドローすることができる。大量にため込んだ手札でエンドレス・フローズン・カーニバルを唱え、ステージュラとクレバスで一気に攻め込む。オリカによってデッキの安定性を高める、コントロール使いらしいオリカの使い方だ。

フナ少佐

カード名:《極悪龍覇 デスボロフ

種類  :クリーチャー

コスト :9

文明  :闇

種族  :ファンキー・ナイトメア・ドラゴン/ドラグナー

パワー :13000

効果:
・シンパシー:ファンキー・ナイトメア
・スレイヤー
・T・ブレイカ
・マナ武装5―このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンに闇のカードが5枚以上あれば、コスト4以下の闇のドラグハートをバトルゾーンに出しても良い
・このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のデッキからファンキー・ナイトメアを1枚、自分の墓地に送る。
・ファンキー・ナイトメアを自分の墓地から召喚しても良い。

イラスト:

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画力開放・・・!え、あまり変わってないって?
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私がボロフを描かないでどうするの・・・ということでやっぱり描きました。

コンセプトとしてはヘルボロフとの差別化を図りつつ、ファンキー・ナイトメアらしさを強調するようなカードに仕上げてみました。

パワーが13000もある上にスレイヤー持ちなのでEXライフやスター進化の貫通も可能、ぶっ壊れでは無いもののしっかり強い、魅力的なカードに仕上がったと思う。

デッキ紹介

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オリカを最大限に生かすために軽量のファンキー・ナイトメアを大量に採用。特にハットリトリはファンキー・ナイトメア唯一のシノビであり、オリカが場にいれば墓地からニンジャ・ストライクが発動できる。

次回予告

かくして大波乱の予感を携えながら始まったオリカ杯。果たして優勝はどのカードが勝ち取るのか。そしてラキナは本当にぶっ壊れなのか。気になる対戦結果は次回に続く!