第4杯 ヘルボロフ杯
前回大会の模様はこちら
開会宣言
登場以来数多くのプレイヤーを魅了してきた『極・龍覇 ヘルボロフ』というカード。しかし、そのポテンシャルをいかんなく発揮する機会はどれほどのものだろうか。人々は皆「ヘルボロフと言えば黒単」という幻想に囚われ、カードの開拓を怠ってしまっている。その時、ある男がヘルボロフの更なる可能性を見出すべく立ち上がった。そしてこう呟いた。
「ヘルボロフデッキをみんなに組ませてみよう」
こうして、一億総ヘルボロフデッキの大会が幕を開けた・・・
今回のルール
今回のルールはヘルボロフデッキ縛り!私が以前の記事で投稿したレシピを参加者にアレンジしてもらって戦うぞ。なお、主催である私はアレンジ前のレシピで大会に参加するぞ。
詳しいルールはこれだ!
- 第三進攻の際に紹介したヘルボロフデッキのうち1つを選択し、それをアレンジしたデッキで戦う。
- ヘルボロフは4枚、ウェルカムヘルは1枚投入必須
- 色が増えるようなアレンジは禁止、例えば青黒ヘルボロフを選択したら火文明、光文明、自然文明のカードは入れてはならない。
今回大会も私自身はデッキを組まないので、参加者のデッキを詳しく見ていくとしよう。
今日の主役
大会開始!
大会当日の22:00、例のごとくDiscordに集まったのは計3人
チーズ氏、ハルプブ氏、そして主催であり私ことフナ少佐だ。2名の詳しい紹介はこちら
参加者も少なかったので2名のデッキを詳しく見ていこう
ハルプブ氏
デッキ:赤黒ヘルボロフ
『U・S・A・CAPTEEN』からヘルボロフの早期着地を狙ったヘルボロフデッキ
今大会で最高成績を残したヘルボロフデッキ。キャプティーン4枚と鬼寄せ4枚のおかげでほぼ確実に5コストからヘルボロフが動くことができる。また、S・トリガーも12枚入っており受け性能も非常に高い。赤黒の強みを存分に生かしたデッキと言える。
フナ少佐の感想
非常に攻撃的でありながら受けもしっかりと取れていて非常に完成度が高い。「その手があったか!」と何度もうならされた。特にキャプティーンから出てくる上、手札を捨てることができる『”轟轟轟”ブランド』との相性は最高だ。
改築案としては同じくキャプティーンから出すことのできる『革命龍 ガビュート』の採用や、2ターン目に動けない弱点を埋めるために『コオニ童子』の採用が望ましいだろう。また、『ツルハシ童子』もそこまで上手く機能していなかったため、コストの軽いホネンビーやヴォガイガを採用する手も考えられる。当然、以前のヘルボロフ記事で触れたカードたちを採用するのも手だろう。
チーズ氏
デッキ:赤黒ヘルボロフ
『暗黒龍邪眼皇ロマノフ・シーザー』で『一方的に勝つに決まっている』のエクストラウィンを狙ったデッキ
ウェルカムヘルからヴィルジニア卿が出ることを利用し、ロマノフ・シーザーの効果を活かせるような作りになっている。ナスロスチャが入っているためシーザーを1枚採用に抑えている。他の選択肢として黒蟲奉行が入っている点も憎らしい
フナ少佐の感想
ドルマークスや、バクロ法師など非常に参考になるカードは多く採用されていたもののデッキがザガーンとロマノフに引っ張られてヘルボロフが邪魔になってしまっている印象だ。実際、コンボ成立前に手札が枯渇してしまい上手くいかなかったり、ロマノフが出てもすぐに返されてしまったりと残念な結果であった。
改築案としては・・・ヘルボロフを抜くのが一番ではないかと。本末転倒ではあるが、やりたいこととヘルボロフの相性が悪かったように思える。
総括
私とは違ってビートダウン好きの2人にデッキを組んでもらったこともあり記事執筆中には考えもしなかった発想がデッキ内に散りばめられている。このような新たな知見を得ることができて主催者冥利に尽きる。また、読者の皆様のデッキ改築にも一役買えることができたなら幸いだ。唯一残念なことと言えばリアル事情の為参加者が少なかったことであるが、言っても仕方の無い事ではあるのでまた機会があればこのテーマで主催したい。
筆者あとがき
と、言う訳で主催者権限を利用して記事のネタになりそうな大会を主催してみました。自分では考えもしなかったり、デメリットが目立って採用に躊躇したようなカードを入れつつしっかりとデッキとして回っている姿を見るとデュエルマスターズって奥深いなぁと再度認識させられます。
最後に、こんな自己満足な大会に快く参加してくれて、しっかりとデッキを組み上げてきてくれたチーズ氏とハルプブ氏へ、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとう。
次回「第5杯 落選記念、トランプ杯」でお会いしましょう。