第八進攻 今環境でのヘルボロフ
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王来編環境考察
時の流れは早いもので王来編第1弾が発売されてはや2か月、環境で強いデッキもそろそろ固定化されてきた。ということで現在の環境デッキをヘルボロフ視点で見ていこうと思う。
- 5cザーディクリカ
王来編の象徴とも言うべきデッキ。前回の記事で触れたドルファディロムやザーディクリカを駆使し、圧倒的な耐性とリソースで殴り抜けるデッキ。クリカを使ったループ型や、ドルマゲドンを使用した型などフィニッシュ手段が多岐にわたり対策が難航。その圧倒的パワーで環境トップをひた走る。
ヘルボロフ的対策
いや・・無理だわこれ。EXライフでの耐性のせいで除去に割くリソースが大きすぎる上、定期的に出てくるとこしえの超人のせいでドラグハート展開も満足にさせてもらえないこと多数。唯一の希望は赤黒でのビートダウンプランではあるものの、ヘルボロフのスピードだとシールドトリガーから容易にひっくり返されてしまう。10回に1回も勝てそうにない。
- オカルトアンダケイン
前環境から走ってるヤベーやつ。最速で2~3ターンでループに入りこちらのマナが消し飛んでしまう。難易度が高いため使用者が限られるのが救いか。近いうちに関連パーツが殿堂入りするんじゃないかな。
ヘルボロフ的対策
こいつもなかなかしんどい。マグナムや除去札などがやんわりと効いてくれるので頑張れば勝てなくもないレベル。しかし徹底的にこいつを見ようとするとデッキが大きく崩れてしまうため、慎重な調整が必要。アンダケインに一族郎党皆殺しにされた人ならポクタマやらコンクリオンやらお清めやらで徹底的にメタを張ろう。
- 青魔道具
安定感があるのでいまだに環境に呼ばれるヤツ。魔道具新規なんて最近来てないのに何だかんだ環境で見かける。それ以外に書くことあるかな。
ヘルボロフ的考察
墓地利用なのでハンデスが効かない、クリーチャーを残さないので除去が効きずらいとしんどい要素が多い。しかし最終的にはシールドを割って攻める点、マグナムやダルピを除去してからでないと動けないことから意外と付け入るスキは多い。工夫次第で勝ちを狙える相手。
- 4c鬼羅Star
王来編の象徴その2、圧倒的ドローと展開力で速攻を仕掛けてくる。(詳しくは前回記事参照)例のガバガバテキストによりウィニーのくせに場残りが良い点も厄介。
ヘルボロフ的考察
なんだかんだ従来の速攻対策が刺さってくれるので対策さえしっかり取れば勝てない相手ではない。ニトロ、マグナム、ゴウケン斎としっかり展開すれば相手のフィールドはガタガタだ。
- ドギラゴン閃
流石はバスターの遺志を継ぐものと言ったところか、今環境にもしっかりと名を上げている。ドルガン閃の圧倒的パワーはかつてのデュエルバスターズの頃と何一つ違わない。
ヘルボロフ的考察
ハンデスで叩き落としてからマグナムを貼れ、それ以外に言うことはない。従来の革命チェンジギミックを正しく使っている以上、新章、双極篇と存在感を発揮していたヘルボロフにとっては戦いなれた相手と言えよう。
デッキ制作
これらの考察を元に、現環境で活躍できそうなヘルボロフデッキを考えてみるのだが・・・結論から述べると、5cの対面は捨てることにした。
ミラクルのおかげでヘルボロフのスピードにしっかりと付いてくる上にExライフはヘルボロフとの相性が悪い(この辺は後々記事にするつもり)。現状では勝つビジョンが見えてこないので奴らの対処は次弾以降のガガガ君に任せるとしてその他の比較的早いデッキへの対策を練っていく。
- 新生黒緑ヘルボロフ
私が現環境をふまえて改築したヘルボロフがこれだ。
デッキの基本方針や以前も採用していたカードの解説は省くとして、新たに投入したカードの解説を行っていく。
- 不死妖精ベラドアネ
3コストになった代わりにクリーチャーが残るようになったダーク・ライフ、2色になった少し弱いデドダムとも言う。3→5のカーブを作れ、早々にタイガニトロのマナ武装やゴウケン斎を着地させることができるようになった。GRを使うデッキやバイクが衰退したため、ダルピ・ルッピーよりこちらを優先した。
- 爆霊魔 タイガニトロ
そのカードパワーは言わずもがなではあるが、前環境では手札1枚から動くデッキも多かったために不採用に終わっていた。しかし今弾は進化ギミック推しということもありニトロのようなハンデスが効きやすい。刺さる環境ではとことん強いため、是非とも活躍に期待したい。
- 秩序の遺志
キラスタードギラゴン何でもござれ、コマンドが少ないデッキであれば圧倒的な除去力を発揮するこのカード。特にリゲル2で拾えるようになったのも大きい。Exライフ対策になるかとも思ったが、あいつら基本コマンドだわ。何ならドルファディには打てないわ。ってことで大人しくとこしえの超人(とこちゃん)でも封印しておきましょう。
- 混晶 リゲル2 滅界の魔将 バフォロメア
今弾からのニューフェイスもしっかり採用、やはりGストライクは便利である。
詳しい解説は第七進攻でおこなったので割愛する。ササゲールは飾り。
最後に
あいも変わらずヘルボロフに厳しい環境が続いている(というかずっと続く)が、その手数の多さが故にしっかりと強化は貰えている。新ギミックへの対処をしっかり考えつつ、今後の新カードにも期待したい所だ。
正直、この環境では除去コントロールであるヘルボロフで勝つのは難しい。第六進攻で書いたように、こういった状況なら別デッキを回してみるのも手かもしれない。