ヘルボロフの環境侵略大作戦!

かつて環境を席巻した『極・龍覇 ヘルボロフ』現代環境ですっかり見なくなった彼の雄姿をもう一度CSに呼び戻すべく考察を繰り広げるブログです

第六進攻 CSに向けて!~負けが込んだときは~

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敵を知り、己を知れば百戦危うからず

 前回はドラグナー全盛期でのヘルボロフの立ち回りについて考察した。とはいえ前回の記事を見て、そのデッキをそのまま真似ただけで勝てるほどデュエル・マスターズというゲームは甘くない。特に前回に記事で触れたヘルボロフデッキは環境デッキに対抗するためにデッキの安定性を削っており、事故が起きることも珍しくない。そこで、今回はいざデッキを組んだ後。どうしても対処できない相手に出会ったり連敗した際の対処について書いていく。

f:id:funa_syosa:20210217200342j:plainうーん、負けそうじゃ

ヘルボロフデッキ以外のデッキに関しても当てはまることも多いので是非とも参考にしていただきたい。

負けたのは誰のせい?

対戦に負けた時、まずやるべきことは敗北の原因を探ることだ。特にデュエル・マスターズは運の要素が大きいゲームなので原因を正しく認識することが難しい。そこで、考えられる原因を大別し、対処法を記していく。

  • 相手が強かった

敗北の言い訳ワードの人気No1だ。確かにヘルボロフより強いデッキは大量にあり、圧倒的なデッキパワーの前に押しつぶされてしまったら相手のせいで負けたと考えてしまいたくなる。しかし、そこで思考を停止してはいけない。まず考えるべきは「何のカードを引ければ粘れたのか」だ。今のデュエマには数多くのメタカードが存在しており、ヘルボロフが採用に値するカードも多い。対処手段が存在しないデッキはデイヤーを除いてない。全力で対処法を探るのだ。特にヘルボロフはハンデスで何とかなる場面も多いぞ。

次に考えるべきは「構築を歪めてまで勝つべき相手か」だ。デュエル・マスターズは勝率のゲームだ。たとえメタカードを採用したことでドラグナーに6割勝てるようになっても、デッドダムドに2割も勝てなければ意味が無い。CSでティア1デッキと対戦する確率はせいぜい6割。倒すべき相手を見失ってはならない。

採用するべきカードやどれくらい勝てるようになるのかといった情報はどこにも載っていないし、教えてくれる人も居ない。ひたすら対戦して、自分の感覚を磨いていくのだ。

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  • 事故で負けた

どんなにうまいプレイヤーも事故の前には無力だ。4ターン目まで動けそうな手札が無い、相手のシールドが全部トリガーだった、トリガーが1枚も来なかったetc…書き出していったらキリがない。これに関してはどうしようもない為、不運と踊っちまったと割り切るしかない。・・・が、あまりにも頻発する場合は単なる不運とは言えないかもしれない。

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デッキの改築を進めているとデッキ全体のバランスが崩れてしまうことがある。あまりにも頻発するようであればデッキを広げてデッキリストを確認してみよう。いつの間にかトリガーが少なくなってきていないか?高コストのカードがあまりにも多くないか?逆にフィニッシャーが抜けてしまってないか?事故は仕方ないと一蹴するのも良いが、それはデッキのバランスが崩れているサインかもしれない。

起こった事故がデッキバランスのせいなのか、それとも自分の運のせいなのか識別は非常に難しい。見分けるためには何度もデッキを回し、同じような事故が頻発するかどうか調べないといけない。特にデッキを改築した後はたくさん対戦し、どのように事故るかを調べておこう。

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  • プレイミスで負けた

 対戦後のダサい言い訳No1。自分の反省のためにどこがプレミであったかを分析する行為はとても素晴らしいものだが、対戦相手に言い訳がましく「プレミで負けた~」などとほざく行為は自分の土壇場での判断力の無さを自慢しているに過ぎないことを自覚するべきだ

話がそれたがプレミを防ぐ方法は1つしかない、ひたすら対戦することだ。ひたすらデッキを回して流行のデッキがどのような動きをするか、そしてどのように立ち回れば勝利に近づくかを覚えていくのだ。場数を踏んで立ち回りを頭に叩き込めば自分のターンに悩むことはほとんどなくなり、プレミも減っていくだろう。備えあれば憂いなし、勝利の女神は、よりデッキを触っていた方に微笑むものだ。

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番外:他デッキのススメ

以上、様々な敗因について対策を記してきたが結局のところ対戦回数を稼ぐことが何よりも大事、という結論に落ち着いた。とはいえ対戦相手に恵まれた読者ばかりではないと思うので有用な対策も記しておく。それこそが「ヘルボロフ以外のデッキを作る」ことだ。

複数のデッキを持つことによるメリットは数多くあるが、なにより大事なのは「別の視点で自分のデッキを観察することができる」ことだ。別のデッキを回している時は当然、ヘルボロフデッキとは違った思考になる。特に対戦相手にやられて嫌なことや、自分が強く出れるタイミングも全く違う。このような”別方向からの視点”を養うことでヘルボロフデッキも回しやすくなるし、考えもしなかった改築案も思いつくことができる。より強くなりたいならばヘルボロフデッキ以外も回せる力を身につけるべきだ。

さあて、次回のヘルボロフデッキはー?

前回及び今回の記事を読んでくださった読者の皆様にはもうヘルボロフデッキを作って回すだけの知識が付いているかと思われる。是非ともここで得た知識を元に、CS上位入賞デッキにヘルボロフの名を刻んでもらいたい。

次回は「第七進攻 ヘルボロフ的新弾審査」を予定している。新たにカードプールに加わるカードたちを、ヘルボロフ視点で評価する記事になる予定だ。楽しみに待っていただければ幸いだ。