第十進攻 赤黒ヘルボロフの新たな可能性
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実はヘヴィデスメタルと相性がいいのでは?
時を少し遡り、7月17日。「英雄戦略パーフェクト20」の情報を見ていた私の目に、1枚のカードが飛び込んできた。そう・・・
《暗黒破壊神デス・フェニックス》だ。
このカードについて軽く説明しておくと過去に刷られた《破壊神デス》を現代向けに調整したカードで、《龍神ヘヴィ》、《龍神メタル》とゴッドリンクすることで強力なクリーチャーと変貌する。
こちらが以前より可能だったヘヴィ・デス・メタルのゴッドリンクだ
このゴッドリンクが完成すると「ゴッド以外のクリーチャーをすべて破壊」し「相手に選ばれない」上に「相手のクリーチャーは可能ならばこのクリーチャーを攻撃する」効果を持ったパワー23000のワールドブレイカーが降臨する。
破壊神デス・フェニックスの方を使うとそこまでの効果は得られないのだが
「相手のクリーチャーは可能ならばこのクリーチャーを攻撃する」効果を持ったパワー21000のクワトロブレイカーとなる。
更に、破壊神デス・フェニックスの効果としてアタック時に進化元のカードを墓地に送ることで墓地から《龍神ヘヴィ》か《龍神メタル》を場に出すことができる。
フィニッシュ力が落ちた代わりに格段にそろえやすくなったのだ。
そうだ、ウェルカムヘルで出そう
ここで、以前から龍神メタルがヘルボロフと相性がいいと主張している当ブログとしては暗黒破壊神デス・フェニックスもウェルカムヘルで出せるという事実に注目しない訳にはいかない。特にデス・フェニックスを使用した場合に懸念されるフィニッシュ力不足といかにして3バカを墓地に落とすかという問題を一挙に解決してくれる。
これは新たなヘルボロフデッキの予感・・・ということで組んでみた
詳細なレシピはこちら
それぞれのカードの採用理由について軽く解説していく
言わずもがなのキーパーツ。とはいえ4枚ずつ入れるとデッキ枠が圧迫されるので3枚採用
- 《腐敗勇騎ドルマークス》
墓地を2枚肥やしながら相手の妨害をしてくれる強カード。マナに置いたヘヴィやメタルを墓地に置ける点もGOOD
- 《レイノ・ウッシ》4枚
最速で出せれば4ターン目には墓地が2枚肥えている。トリガー付きなのも地味にありがたい。
- 《U・S・A・CAPTEEEN》2枚
5コストでヘルボロフが出せる有能カード、赤単なのでウェルカムヘルとのシナジーは無いが、デス・フェニックスの進化元にもなれる
- 《停滞の影タイム・トリッパ―》
デス・フェニックスを出すまでの遅延として非常に優秀。ウッシが墓地を稼ぐ時間も作ってくれる。
- 超次元について
ウェルカムヘル以外は自由枠なので、適当に詰め込んでみた。レッドゥル4枚詰め込むのも手
強くはあるのだが・・・
実際に回してみたところ、ヘヴィデスメタルは高頻度で決まりヘルボロフのフィニッシャー性能も申し分なかった。総合してしっかりとしたファンデッキに仕上がっていると感じた。
とはいえ、ヘルボロフがデス・フェニックスと相性がいいと言うよりは、デス・フェニックスを出すギミックさえ入れておけばどんなデッキでもそこそこの完成度になるといった印象を受けた。ヘルボロフを入れることで動きの幅は増えたが、それ以上にデス・フェニックスのカードスペックでごり押しが成立していると言わざるを得ないだろう。
まとめ
なんとも微妙な結論に至ってしまったが、この事実は前向きにとらえることもできる。
デス・フェニックスほどのスペックがあればそこまでシナジーを考えなくてもヘルボロフデッキが完成するという前例ができたのだ。これは今後、強力な効果でコスト5以下の闇のクリーチャーが収録されたら新たなヘルボロフデッキが作れることを意味している。
ヘビィ・デス・メタルデッキとしては小さな一歩かもしれないが、ヘルボロフデッキとしては大きな進歩となるデッキなのかもしれない。
わりかし安価に組めるので、気になった方は組んでみると良いだろう。かっこよくて楽しいぞ