息抜き!デュエマクイズ~後半戦~
前半戦はこちら
いつもの日曜身内大会で開かれたデュエマクイズ大会。前半7問を終えてトップと最下位の差が僅か2点のデットヒート。果たして勝負の行方は・・・?
と、言う訳で8問目からどうぞ
詳しいルールは前半戦の記事で解説しています。
問8 配点1
かつて殿堂入りしており、現在は殿堂入りしていないカードは次のうちどれ?
A:王機聖者 ミル・アーマ
B:ソウル・アドバンテージ
C:ハイドロ・ハリケーン
D:預言者 マリエル
―――――――
最近はすっかり見なくなったこれらのカード、しかし殿堂解除までの壁は厚い。しっかり覚えておかないと、間違ってデッキに複数枚入れたら大ごとですよ?
皆の答え
フナ少佐 :A
出前氏 :A
ハルプブ氏:A
エクス氏 :A
りすろん氏:A
正解は・・・(反転)
Aのミル・アーマ!2011年に殿堂入りしたが、観光の高速化に伴って2016年に殿堂解除された。某平面工房の視聴者はスラスラ解けたのでは?(殿堂解除選手権とかやってるし)
問9 配点1
次のうち、プロモが無いカードは?
A:スパイラル・ゲート
B:ホアート・サケビーjr
C:ホーリー・スパーク
D:ナチュラル・トラップ
―――――――
イラストの右下にPROMOのマークが書かれているカードをプロモカードとします。
なかなかマニアックな1問、大会での景品以外に雑誌の付録やキャンペーンでの配布もあるためすべてを把握しているひとは一握りでは?
皆の答え
フナ少佐 :B
出前氏 :A
ハルプブ氏:C
エクス氏 :C
りすろん氏:A
正解は・・・(反転)
Cの、ホーリー・スパーク!
Aのスパイラルゲートはコロコロアニキ7月号付録、Bのサケビーjrは十王編第1弾パックの購入キャンペーン「目指せ!キングマスターパック」にて収録、Dのナチュラルトラップはデュエルロードにて配布された「開運ビクトリーパック」にて収録されている。
問10 配点1 制限時間3分
ジョーカーズっぽいオリジナルのカード名を創作せよ
―――――――
投票にて1番多くの票を獲得した人が1点獲得。ヘリコプ太にようにシャレを利かせた名前で行くのか、ジョラゴンのようにカッコいい名前で行くのか戦略が分かれる所である。
皆の答え
フナ少佐 :ステップ・ラッパー
ノリノリン、ガヨウ神、ハサ目姉のような文房具系統のジョーカーズ。パーリナイやノリノリンが居るからラッパーというのも相性は悪くなさそうだが果たして
出前氏 :乳ー母ーイーツ
最近の流行りを取り入れるジョーカーズらしい名前。2コストくらいでありそう。デュエマで赤子は忌み嫌われるものではあるが、果たして
ハルプブ氏:ジャガンドルX9
次弾に光のジョーカーズが来るということで闇のジョーカーズとして考案。ドンジャングルっぽい名前でありながら「邪眼」を入れることで闇っぽさもアピール。挑戦的だが果たして。
エクス氏 :JR(ジョーカーズレイル)jr/ドアが閉まりまーす
お馴染み鉄道会社をもじりつつも(ジョーカーズレイル)と言い訳をするジョーカーズらしさ、新幹線のジョーカーズが居るのでその点も高評価。発表後のハルプブ氏のアシストにより呪文面が追加されツインパクトとなった。
りすろん氏:ブック・スタンディング・オベーション
ブックスタンドをもじったまさかのジョーカーズ呪文。先にも出たが文房具はジョーカーズっぽくなりやすく、名前も非常に呪文っぽい。こちらも挑戦的だが果たして
結果は・・・(反転)
3票獲得したJR(ジョーカーズレイル)jrがポイント獲得!
僅か3分の制限時間であったが各々ウィットに富んだカード名が飛び出した。その中でもやはりJRをジョーカーズレイルと読ませるセンスに一同脱帽であった。
問11 配点1
次のうちその名称を参照するカードが無いのはどれ?
A:《ボルメテウス》
B:《アルカディアス》
C:《バロム》
D:《ジョット・ガン・ジョラゴン》
―――――――
いわゆる名称サポートの有無を問う問題。どれも有名で名称サポートも豊富そうな名前ばかりだが・・・
皆の答え
フナ少佐 :B
出前氏 :A
ハルプブ氏:B
エクス氏 :A
りすろん氏:B
正解は・・・(反転)
Bの、《アルカディアス》!
理由としては、アルファリオンやアルファディオスなど《アルカディアス》部分を変えた派生カードもいくつか存在するからではなかろうか。(実際、《精霊王》の名称サポートは存在する)(BFサポートを受けれないブラックフェザーのような悲劇は起こらないのだ・・・たぶん)
ボルメテウスの名称サポートは《ボルメテウス・ホワイト・フレア》が、バロムの名称サポートは《邪霊神官バーロウ》が、ジョット・ガン・ジョラゴンの名称サポートは《ワイルド・シールド・クライマックス》が存在する
問12 配点1
山札から上を見る効果で最も枚数の多い枚数は何枚?(変動するものを除く)
―――――――
全部は上から見ないので対象外だ(何より変動するし)。
マジボンバーは1枚、カシスオレンジは2枚、デドダムは3枚・・・さあ、何枚まであったかな?
皆の答え
フナ少佐 :9
出前氏 :10
ハルプブ氏:6
エクス氏 :9
りすろん氏:10
正解は・・・(反転)
10枚!「エンジョイプレイ! みんなの遊び場! GANG PARADE!」が山札の上から10枚を見て2枚を手札に加える効果を持っている(処理が面倒そうだ)。誤答で出た9枚は「ナンバーナイン/歓喜の歌」の呪文面。6枚は「未来設計図」を考えての回答であった。
問13 配点1
デュエマ唯一の4色レインボーカード《魅惑のダンシングエイリアン》の持たない色は?(は含まない)
―――――――
《エイリアン・ファーザー<1曲いかが?>》《マザー・エイリアン<よろこんで>》の覚醒リンク後の姿。リンク前の2体それぞれの文明を覚えていれば、おのずと持たない色も分かるが・・・?
皆の答え
フナ少佐 :緑
出前氏 :緑
ハルプブ氏:闇
エクス氏 :緑
りすろん氏:緑
正解は・・・(反転)
緑!(自然)
ファーザーが闇/火文明、マザーが水/光文明のため入らない色は自然に決まる。(激うまギャグ)
これからのデュエマで、はたして4色レインボーカードは登場するのだろうか
問14 配点1
名前に《ハンド》とある呪文で最軽量のコストは?
―――――――
イフリート・ハンドが7コスト、みんな大好きデーモン・ハンドが6コスト・・・
さあ、あなたは幾つ言えますか?
これはイフリータちゃん
皆の答え
フナ少佐 :3
出前氏 :3
ハルプブ氏:3
エクス氏 :2
りすろん氏:3
正解は・・・(反転)
3コスト!
阿弥陀ハンド スキャット・ハンド ライトハンド・ライトニングが3コストのハンド呪文として存在し、2コスト以下のハンド呪文は今のところ存在しない。
問15 配点10000
この中で最もパワーが低いのは次のうちどれ?
A:地封龍 ギャイア
B:世紀末ゼンアク
C:チョモランマッチョ
D:ジーク・ナハトファルター
―――――――
最終問題恒例のクソデカ配点。VV-8の時と同様にブレイク数を考えてみれば答えが見えてくるかも知れない。
皆の答え
フナ少佐 :D
出前氏 :B
ハルプブ氏:B
エクス氏 :D
りすろん氏:B
正解は・・・(反転)
Bの、世紀末ゼンアク!
ゼンアク以外の3枚はパワー18000でQブレイカー、ゼンアクはパワー17000でぎりぎりTブレイカーだ。
結果発表!
ということですべての問題が終了し、順位は以下のとおり。
1位:りすろん氏 10011点
2位:出前氏 10009点
3位:ハルプブ氏 10008点
4位:エクス氏 9点
5位:フナ少佐 7点
と、いうことで優勝はりすろん氏だった。
総括としては誰かが独走したわけでも無く、また誰かが大幅に落ち込んだわけでも無い非常にバランスの取れたクイズで大会中も大盛り上がりであった。え?私?やっぱり、今回はダメだったよ。あいつは話を聞かないからな・・・1位と10004点の大差をつけられて最下位だ。リベンジの機会があれば頑張りたいね。
終わりに
と、言う訳で今回は趣向を変えてクイズ大会の模様をお届けしました。上にも書いた通りなかなかいいバランスに仕上がっていて、大成功と言える盛り上がりだったんじゃないかと思ってます、はい。強いて不満点を挙げるなら私が最下位という点かな
分かりそうで分からない、長くやってるからと言って分かるわけでも無い。そんな難易度に調整できるのはやはり年季が違うのかなぁと思ったり。
次回は未定ですが、せっかく再開したので早いうちに上げたいなぁと思ってます。
第6杯 息抜き!デュエマクイズ!~前半戦~
開会宣言
誰かが言った 「あれ、あいつのテキスト何だっけ」
誰かが言った 「この効果の裁定ってどうだっけ」
誰かが言った 「こんなカードあったんだ」
そう、我々は常日頃デュエル・マスターズを楽しんでいるのにも関わらず、デュエマのことを知り尽くしているとは言い難い。そんな現状を憂いだ訳でもなく、また変えようと思ったわけでは無いその男はこう言った。
「次回は息抜きにデュエマクイズをしよう」
こうして、デュエマクイズが始まった。
今回のルール
今回は特別編!我々の窓で恐らく1番デュエマに造詣が深いチーズ氏がデュエマクイズを持ってきてくれた。1番得点が多かったものが優勝だ。
問題は全部で15問、正解は反転で隠しておくので読者の皆様も考えてみて欲しい。回答時間は各1分、なお実際のカードの確認や検索は禁止だ。どこぞの〇uizKn〇ckみたいに盛り上がろう!
このクイズは2021年5月16日の情報を元にしています。裁定は2021年5月16日時点での最新のもの、カードプールは王来編第1弾までとします。
大会開始!
今回の参加者は主催を除いて計5人今や常連であるハルプブ氏、出前氏、私の3名とこのブログ初登場のExtrose氏(以下エクス氏)と、りすろん氏だ。
それでは、早速第1問から見ていこう
問1 配点1
言わずと知れた凶悪フィニッシャー 勝利宣言 鬼丸「覇」の種族の数は?
―――――――
デュエマをそこそこやってる人間ならだれでも知ってるあのカード。さあ、正確に思い出せますか?
実際のカード使うと答えわかっちゃうからね
皆の答え
私ことフナ少佐:2つ
出前氏 :3つ
ハルプブ氏 :3つ
エクス氏 :2つ
りすろん氏 :4つ
正解は・・・(反転)
4つ!ということでりすろん氏が1歩リード。
勝利宣言鬼丸「覇」の種族は「ヒューマノイド」「レッド・コマンド・ドラゴン」「ハンター」「エイリアン」の4種族だ。種族エイリアンの印象が弱く、正解者は僅か1人にとどまった。1問目からなかなかの高難易度である
問2 配点1
暗黒騎士ザガーン(敬称略)が攻撃する時に自分のバトルゾーンの剛力羅王 ゴリオ・ブゴリのアバレチェーンが誘発!パワーが2倍になったザガーンはザインティ・ザインで・・・
A:倍になったザガーンはパワー14000なので破壊できない
B:倍になったザガーンはパワー14000だが破壊できる
C:倍になったザガーンはパワー12000なので破壊できない
D:倍になったザガーンはパワー12000だが破壊できる
―――――――
みんな大好きザガーン様、パワーもしっかり覚えてますか?
そしてザガーン様に気を取られていると意外なところで間違えるかも・・・
皆の答え
フナ少佐 :A
出前氏 :A
ハルプブ氏:A
エクス氏 :D
りすろん氏:A
正解は・・・(反転)
Bの、14000となったザガーンを破壊できる!
ザインティ・ザインのパワーマイナス効果は12000なので破壊できないのでは?と皆が驚いた1問。デュエル・マスターズのパワー計算は適用された順番に関わらず、足し算、引き算、掛け算の順番で行われる。つまり、ザインティ・ザインでザガーン様を指定した瞬間、ザガーンのパワーは1度7000に戻り、先に-12000のパワーマイナスを受けて再びパワーが倍になる前に破壊されてしまうのだ。
問3 配点1
唯我独尊 ガイアール・オレドラゴンのコストは次のうちどれ?
A:18
B:26
C:30
D:33
―――――――
みんな大好き勝利セットの裏面。3体リンクする機会は滅多にない上、リンクしたころにはほとんど勝っているのであまり印象に残っていないのでは?
皆の答え
フナ少佐 :B
出前氏 :C
ハルプブ氏:B
エクス氏 :C
りすろん氏:C
正解は・・・(反転)
Cの、30コスト!プリンプリン(プリン)のコストは5、リュウセイカイザー(醤油)のコストは6、ガイアールカイザー(生姜)のコストは7なので単純に足し合わせた18が答えかと思いきや、実際はそれよりはるかに多い30。
問4 配点1
禁断機関VV-8のパワーは次のうちどれ?
A:55555
B:88888
C:99999
D:12345
―――――――
ダムドのお供、VV-8。知っている人は即答だろうが、効果の方が強烈で覚えていない人も居るのでは?(封印されてる時間の方が長いこと多いし)
ヒントとしては、基本的にパワー6000ごとにブレイク数が1増える。果たして、VV-8は何ブレイクだったかな?
皆の答え
フナ少佐 :D
出前氏 :D
ハルプブ氏:D
エクス氏 :D
りすろん氏:D
正解は・・・(反転)
Dの、パワー12345!現代環境でもよく見るカードなので現役プレイヤーならば是非とも正解したい1問。
問5 配点1
デュエルマスターズ第1弾、DM-1のカードを1枚挙げよ
―――――――
デュエマ・プレイスやデュエマクラシックなどでたびたび注目される昔のカード。その中でも最古参に当たる第1弾カードの名前を、果たして言えるかな?
腕に自信のある方は、出題者も驚くようなカードを考えてみよう
皆の答え
フナ少佐 :デーモン・ハンド
出前氏 :デーモン・ハンド
ハルプブ氏:アクア・スナイパー
エクス氏 :ブロンズアームドライブ
りすろん氏:デスブレードビートル
結果は・・・(反転)
全員正解!そこそこデュエマを続けているだけあって無難に乗り越えた。
読者の皆様の採点はできないので、申し訳ないが採点はwikiでやってもらいたい。
問6 配点1
この中で存在しないカードは?
A:怠惰の悪魔龍 コシガヘヴィ
B:バッチリ・バッチー
C:餅搗の超人(モチツキ・ジャイアント)
D:GENJI・ボーイ
―――――――
この中にチーズ氏オリジナルのカード名が紛れているという、簡単に見破られるとチーズ氏が恥ずかしい思いをする問題。しかしながら選択肢のセンスが良く、シンキングタイムにはうなり声がたびたび上がった。
皆の答え
フナ少佐 :C
出前氏 :C
ハルプブ氏:C
エクス氏 :C
りすろん氏:C
正解は・・・(反転)
Cの、餅搗の超人!全員非常に悩んでいたものの見事に正解を引き当てた。
判断基準として「Cだけチーズのセンスが匂った」「デュエマなら餅搗と書いてもちつきとは読ませない」「モチツキ・チュリスの方がありそう」等の感想が上がった
問7 配点1
7777777(セブンス・セブン)のクリーチャー面は次のうちどれ?
A:キングザスロットン
B:キング・ザ・スロットン
C:キングザスロットン7
D:キング・ザ・スロットン7
―――――――
今現在も旅路から発射する弾として大活躍中のこのカード、果たして正確な名前は覚えているかな?
・・・今気づいたけど、さては7問目だから7777777の問題出したな?
皆の答え
フナ少佐 :D
出前氏 :D
ハルプブ氏:D
エクス氏 :D
りすろん氏:D
正解は・・・(反転)
Dのキング・ザ・スロットン7!ツインパクトで無い方のスロットンは7が付いていないので混同しないように注意だ。
ブレイクタイム
長くなってきたので続きは次の記事に回そうと思う。読者の皆さんは何点くらい取れたかな?
現時点での順位と得点は次の通りだ
1位:りすろん氏 6点
2位:出前氏 5点
2位:エクス氏 5点
4位:ハルプブ氏 4点
5位:フナ少佐 4点
1問目を唯一正解したりすろん氏が単独トップ、しかし最下位まで僅か2点差というデットヒートが繰り広げられている。果たしてこのままりすろん氏が逃げ切るのか、はたまた他の誰かが逆転を決めるのか。後半も乞うご期待!
第七進攻 ヘルボロフ的王来編考察
第六進攻はこちら
始めに
3か月近く更新をストップさせてしまい、すみませんでした。
言い訳としては別ゲーが楽しかったり、大会が開かれないからデュエマのモチベーションが低かったりと色々ありますが、ある程度書きたいことも書ききったし、失踪してしまおうとも考えてました。しかし感想というものは偉大なもので「カードゲームあんまりわからないけど見たよ」の一言で一気にやる気が復活し、再開に至りました。
前書きが長くなりましたが、これからも見守って頂けたら幸いです。あと感想も欲しいな
王来編によって生まれたデッキたち
超天編の反省としてある程度カードパワーが低めだった十王編とうって変わって次々にイカレカードたちが収録された王来編第一弾。20周年ということもあり既に強力な新デッキが開発された。それぞれのデッキの具体的な強みなどはそこらのYouTuberが解説してくれるので、ここでは今後の環境でよく見るであろう新カードたちを見つつ、ヘルボロフデッキでの対策を練っていこう。
「正義星帝」<鬼羅.Star>
ただいま絶賛高騰中のカード。文明指定無しの4コストという非常に範囲が広い踏み倒し能力を持つうえ、殴り返しにくい8500というパワーライン。更に4コスト以下にターン終了時にアンタップ(このブログでは警戒と呼ぶことにします)とブロッカーを付与する等強い所を上げればキリがない。発売当日からデッキが組まれ、既に環境の一角を担うカードとなっている。
ヘルボロフ的対策
幸いなことに踏み倒しを行うので「百発人形マグナム」の刺さりがいい。また、「九番目の旧王」やスレイヤーを複数付与したクリーチャーのバトルで下敷きごと除去すると相手の動きを大きく制限できる。アタックすることを主体に置いたデッキになるので、「非道の鬼 ゴウケン斎」の刺さりも良い。
聖魔連結王 ドルファディロム
アルファディオスとドルバロムをくっつけたら8コストになって破壊対象が相手だけになったよ!しかもEXライフまで付いて進化しなくてよくなってSAが付いて・・・と、何言ってるんだお前レベルでの魔改造を受けたクリーチャー。5cマゲドンの中核をなす1枚。
ヘルボロフ的対策
いくら蘇生が得意なヘルボロフといえど、この火力を2回も打たれると流石に厳しい。パワーマイナスでの除去も13500の高スタッツの前ではなかなかに難しい。
こいつが出てくる前にウェルカムヘルを立てておくのは必須、できればヘル・オア・ヘルを立てておいてデスゴロスとデスシラズ∞で複数回除去を狙おう。
デーモンハンドや秩序の意志が軒並み封じられるため、出されたら早めに潰しておこう。
龍風混成 ザーディクリカ
サイクリカが強いのにこいつが弱いわけがない。更にEXライフで除去耐性も得るとなれば尚更だ。前述のドルファディロムと合わせて5cマゲドン躍進の立役者。
ヘルボロフ的対策
パワーが低いことが幸いしてこいつの除去はそこまでしんどくない。ただし問題はこいつが場に出ている時点で十分すぎるほどのアドバンテージを取られているという点だ。
百発マグナムで呪文の踏み倒しを牽制したり、ゴキーンなどで強力な呪文をあらかじめデッキに戻しておくなど出てくる前に準備をしておくことが大切だ。
とこしえの超人 検問の守り 輝羅
通称とこちゃん。墓地からの蘇生が封じられる上、ドラグハートの展開も封じられるためデッキコンセプトが根本から否定されてしまう。メタカードゆえの軽コストで気軽に展開される上、とこしえの超人はパワーが4000もあり生半可な除去は通らない。
ヘルボロフ的対策
出されたらヘルボロフ最大の強みが無くなってしまうため、低コストの除去を多めに入れておくことが大切だ。特に今までの環境はデスゴロスの2体除去で十分なデッキが多かったためメインデッキでの除去は控えめな傾向にあった。とはいえ黒いカードを適当に漁ればこいつらを除去するカードは簡単に出てくるはずだ。
強いぞ!ヘルボロフ強化パーツ
そんな第1弾からかっ飛ばしてる王来編だが、当然ながらヘルボロフにも恩恵はある。次からはヘルボロフ的注目パーツを見ていこう。
滅界の魔将 バフォロメア
今弾再注目カード。Gストライクにパワーマイナスが付いてるだけでも嬉しいのに、場出しすれば全体に-3000が飛ぶ。コスト5なのでウェルカムヘルから気軽に飛ばせるという点も評価が高い。とりあえずで採用していい1枚。
混晶 リゲル-2
ベルヘルデスカル並みの回収範囲にとこしえの超人と相打ちが取れるマッハファイター。更にササゲール付きと派手さはないが恐ろしいアドバンテージを稼ぎ出すカード。緑をタッチしないと使えないものの、デッキの潤滑剤としておおいに活躍してくれるはずだ。
これからのヘルボロフ
新弾が出て環境が大きく変わった今、皆様のヘルボロフデッキも大きく変わる時が来たと思われる。ただ環境トップ候補が多く、デッキAを見るとデッキBに負けるという状況が発生している。そこで次回は新環境対応型の私のヘルボロフを紹介しつつ、今環境のヘルボロフのあり方を考察していく。
王来編第2弾が出るまでには仕上げようと思ってるので、楽しみに待っていただけたら幸いだ。
第六進攻 CSに向けて!~負けが込んだときは~
第五進攻はこちら
敵を知り、己を知れば百戦危うからず
前回はドラグナー全盛期でのヘルボロフの立ち回りについて考察した。とはいえ前回の記事を見て、そのデッキをそのまま真似ただけで勝てるほどデュエル・マスターズというゲームは甘くない。特に前回に記事で触れたヘルボロフデッキは環境デッキに対抗するためにデッキの安定性を削っており、事故が起きることも珍しくない。そこで、今回はいざデッキを組んだ後。どうしても対処できない相手に出会ったり連敗した際の対処について書いていく。
うーん、負けそうじゃ
ヘルボロフデッキ以外のデッキに関しても当てはまることも多いので是非とも参考にしていただきたい。
負けたのは誰のせい?
対戦に負けた時、まずやるべきことは敗北の原因を探ることだ。特にデュエル・マスターズは運の要素が大きいゲームなので原因を正しく認識することが難しい。そこで、考えられる原因を大別し、対処法を記していく。
- 相手が強かった
敗北の言い訳ワードの人気No1だ。確かにヘルボロフより強いデッキは大量にあり、圧倒的なデッキパワーの前に押しつぶされてしまったら相手のせいで負けたと考えてしまいたくなる。しかし、そこで思考を停止してはいけない。まず考えるべきは「何のカードを引ければ粘れたのか」だ。今のデュエマには数多くのメタカードが存在しており、ヘルボロフが採用に値するカードも多い。対処手段が存在しないデッキはデイヤーを除いてない。全力で対処法を探るのだ。特にヘルボロフはハンデスで何とかなる場面も多いぞ。
次に考えるべきは「構築を歪めてまで勝つべき相手か」だ。デュエル・マスターズは勝率のゲームだ。たとえメタカードを採用したことでドラグナーに6割勝てるようになっても、デッドダムドに2割も勝てなければ意味が無い。CSでティア1デッキと対戦する確率はせいぜい6割。倒すべき相手を見失ってはならない。
採用するべきカードやどれくらい勝てるようになるのかといった情報はどこにも載っていないし、教えてくれる人も居ない。ひたすら対戦して、自分の感覚を磨いていくのだ。
- 事故で負けた
どんなにうまいプレイヤーも事故の前には無力だ。4ターン目まで動けそうな手札が無い、相手のシールドが全部トリガーだった、トリガーが1枚も来なかったetc…書き出していったらキリがない。これに関してはどうしようもない為、不運と踊っちまったと割り切るしかない。・・・が、あまりにも頻発する場合は単なる不運とは言えないかもしれない。
デッキの改築を進めているとデッキ全体のバランスが崩れてしまうことがある。あまりにも頻発するようであればデッキを広げてデッキリストを確認してみよう。いつの間にかトリガーが少なくなってきていないか?高コストのカードがあまりにも多くないか?逆にフィニッシャーが抜けてしまってないか?事故は仕方ないと一蹴するのも良いが、それはデッキのバランスが崩れているサインかもしれない。
起こった事故がデッキバランスのせいなのか、それとも自分の運のせいなのか識別は非常に難しい。見分けるためには何度もデッキを回し、同じような事故が頻発するかどうか調べないといけない。特にデッキを改築した後はたくさん対戦し、どのように事故るかを調べておこう。
- プレイミスで負けた
対戦後のダサい言い訳No1。自分の反省のためにどこがプレミであったかを分析する行為はとても素晴らしいものだが、対戦相手に言い訳がましく「プレミで負けた~」などとほざく行為は自分の土壇場での判断力の無さを自慢しているに過ぎないことを自覚するべきだ。
話がそれたがプレミを防ぐ方法は1つしかない、ひたすら対戦することだ。ひたすらデッキを回して流行のデッキがどのような動きをするか、そしてどのように立ち回れば勝利に近づくかを覚えていくのだ。場数を踏んで立ち回りを頭に叩き込めば自分のターンに悩むことはほとんどなくなり、プレミも減っていくだろう。備えあれば憂いなし、勝利の女神は、よりデッキを触っていた方に微笑むものだ。
番外:他デッキのススメ
以上、様々な敗因について対策を記してきたが結局のところ対戦回数を稼ぐことが何よりも大事、という結論に落ち着いた。とはいえ対戦相手に恵まれた読者ばかりではないと思うので有用な対策も記しておく。それこそが「ヘルボロフ以外のデッキを作る」ことだ。
複数のデッキを持つことによるメリットは数多くあるが、なにより大事なのは「別の視点で自分のデッキを観察することができる」ことだ。別のデッキを回している時は当然、ヘルボロフデッキとは違った思考になる。特に対戦相手にやられて嫌なことや、自分が強く出れるタイミングも全く違う。このような”別方向からの視点”を養うことでヘルボロフデッキも回しやすくなるし、考えもしなかった改築案も思いつくことができる。より強くなりたいならばヘルボロフデッキ以外も回せる力を身につけるべきだ。
さあて、次回のヘルボロフデッキはー?
前回及び今回の記事を読んでくださった読者の皆様にはもうヘルボロフデッキを作って回すだけの知識が付いているかと思われる。是非ともここで得た知識を元に、CS上位入賞デッキにヘルボロフの名を刻んでもらいたい。
次回は「第七進攻 ヘルボロフ的新弾審査」を予定している。新たにカードプールに加わるカードたちを、ヘルボロフ視点で評価する記事になる予定だ。楽しみに待っていただければ幸いだ。
第5杯 落選記念、トランプ杯
開会宣言
今回のルール
今回のルールはトランプデッキ対決!DMEX-03で登場したミステリーパックの問題児、『トランプ・だいとうりょう』をメインに据えたデッキで対決するぞ。
詳しいルールはこれだ
- トランプでワールドブレイクすることを目的としたデッキを作る
- 結果的に別の方法で止めを刺すことになっても構わない
トランプのカードパワーはその重たすぎるコストに比べてあまりにも貧弱なため、いかにして面白いデッキを作るかが腕の見せ所となるだろう。
これをふまえてデッキの考察を行っていくぞ
デッキ考察
大型クリーチャーを利用するデッキとしてまず思いつくのは『キング・マニフェスト』を使用したデッキだろう。
ネタデッキによく呼ばれる子
確かにマニフェストでトランプを出せばデッキにはなる。しかし今一つパンチ力に欠ける気もする上、トランプを活かせているとも言い難い気がする。できればもっと突飛な方法で、なおかつトランプというカードを活せるようなギミックがあればいいのだが・・・
あった
そう、この『ラトリエ・ロブション』であればトランプを比較的容易に蘇生できるうえ、トランプの13というコストも活かすことができる。以前チーズ氏にラトリエを利用した退化デッキのレシピを貰っていたので、そのデッキを改築してデッキを作っていく。
デッキレシピ
ということで完成したデッキがこれだ
デッキ名:『復活当選トランプ』
墓地退化のギミックを利用してロブションを早期に出し、トランプとゆかいな仲間たちで一斉攻撃を仕掛ける。他のカードについて採用理由を簡単に解説していく。
『死神術師デスマーチ』4枚:墓地退化の起動役、当然4枚採用。
『【問2】 ノロン⤴』4枚:こいつで手札を回しつつ、デスマーチやトランプを墓地に送る。
『戦略のD・Hアツト』2枚:5枚目以降のノロンとして採用。できれば4枚入れたいのだがトランプに枠を圧迫された。
『伊達人形ナスロスチャ』2枚:トランプを確実に墓地へ送るため、アツトを削って採用。本来の墓地退化デッキなら不要な札。
『龍脈術 落城の計』4枚:墓地退化のキーカード。4枚採用以外の理由が無い。
『終末の時計 ザ・クロック』3枚:墓地退化定番のS・トリガー。このデッキにおいては貴重な3コスト枠を埋めてくれるカードでもある。4枚入れたかったが他に入れたいカードがあったため3枚。
『堕魔 ヴォガイガ』4枚:4コスト帯での墓地肥やしが欲しかったので採用。相手もトランプを使ってくる都合上ブロッカーは役立たずになる可能性が高いためホネンビーではなくヴォガイガ。
『マッド・デーモン閣下/デーモン・ハンド』3枚:優秀なS・トリガー兼5コストのクリーチャー枠
『アクア・サーファー』1枚:6コストでトリガーなので採用。強くは無い。
『霧隠蒼頭龍バイケン』1枚:次期大統領「バイデン」のもじりとして採用。カラーも民主党なのでなおよし。別にシナジーは無い。
『煌龍 サッヴァーク』1枚:7コスト枠として採用。1枚で完結していてなおかつ強い。
『卍月ガ・リュザーク卍/卍・獄・殺』1枚:9コスト枠として採用。ロブションが見つからなかった場合に時間を稼いでくれる。
『勝利宣言 鬼丸「覇」』1枚:10コストの強いカードと言えばこれ。トランプと勝利宣言が並ぶ絵が作れる点も評価が高い。
『完全不明』1枚:11コスト枠。ここまでくると選択肢が限られてくる。
『暴走龍5000GT』1枚:12コスト枠。墓地を肥やすので手から出す選択肢も期待できる。暴走とトランプの見栄えシナジーも。
『∞龍ゲンムエンペラー』1枚:色が良くて出しやすい上にコストが被らないと文句なしのスペック。当然採用。
トランプ関連のパーツの為にデッキの安定性がかなり落ちてしまった。正直回るか不安ではあるが何とかなるか精神で大会当日を待った・・・
大会開始!
大会当日の22:00、例のごとくDiscordに集まったのは計4人。
チーズ氏、ハルプブ氏、私ことフナ少佐、そして主催の出前氏だ。
更に大会が終わったころに遅れてRigret氏も集まって来てくれた。簡単に紹介させていただく。
- Rigret氏(以下リグレ氏):デュエマ復帰勢。双極編の時期と、それ以前にプレイしていた。カジュアル勢であったが、十王編に入ってから再開してガチ寄りなデッキも握るようになった。今1番使うデッキは”ギャラクシールド”
リグレ氏は大会終了後に合流したので大会本戦は4人。諸事情により時間が押していたため大会はトーナメントで行った。私の対戦の模様を相手のデッキと共にまとめておく。
1回戦
対戦相手:ハルプブ氏
デッキ:トランプ絶十
『煌めく聖戦 絶十』のコスト軽減効果を利用してトランプを早期着地させるデッキ。サッヴァークでトランプに耐性を付けたり、ナンバーナインを採用できるのが魅力。
こちらの先攻、試合前に危惧していたとおりノロンやアツトを削ったせいで手札が回らない。上手いことガリュザークが墓地に落ちてくれたのでデスマーチ→落城の計でガリュザークを立てて時間稼ぎを図るもサッヴァークであっさり除去されてしまう。その後出したロブションもサッヴァークに磔にされ、そうこうしているうちに絶十によって大量にコスト軽減されたトランプが着地。手札も墓地も枯渇してしまったためなすすべなく敗北。
2回戦
対戦相手:チーズ氏
デッキ:マニフェストトランプ
『キング・マニフェスト』でトランプを出すデッキ。次元隠しの術で「GET OUT!」したり、マニフェストから寅さんだのチャットBBだのトランプっぽいナニカが出てくるのが特徴。『つぶやきブルーバード』がトランプ要素としてもデッキのパーツとしても嚙み合っている。
相手の先攻、ブルーバードからのバズレンダでマナが(ry)で一気にマナを伸ばされるもこちらもロブションの着地に成功。そのままロブションの効果で墓地を肥やしていたのだが次元隠しの術でバトルゾーンから「GET OUT!」させられてしまう。さらにマニフェストからチャットBBが飛び出してきて絶体絶命に。しかしトランプの為に持っておいたデーモンハンドでチャットをBANし、次のターンにロブションの条件を達成。墓地からトランプとバイデンが夢の復活当選を果たした。クロックの効果でターンは渡るが、完全不明が立っている以上何もできずにトランプのワールドブレイクが炸裂。勝利した。
大会成績
と、言うことで最終的な成績がこちら
優勝:ハルプブ氏
デッキ名:正義のトランプ
成績:2勝0敗
ナンバーナインやサッヴァークが刺さりまくった結果絶十デッキが見事優勝を飾った。『♪君は煌銀河の正義を見たか?』を採用しているのにGRを入れてなかったりポーカーと絶十の相性が悪かったりと粗は目立ったもののさすがのカードパワーと言ったところか。
準優勝:出前氏
デッキ名:MAKE AMERICA GREAT AGAIN!!!!!
成績:1勝1敗
ワールドブレイクをされることを想定した『AND・スパーク』の採用や全力で上振れを狙った『ラッキー・ダーツ』などこの大会のための工夫は数多く施されていたもののやはり当たりが4枚は厳しかったか。
3位:フナ少佐
デッキ名:復活当選トランプ
成績:1勝1敗
トランプやバイケンを入れるためにデッキの安定性を削ったことが仇となり、3位に落ち着いた。ロブションが墓地を肥やすので何とかなるかと思っていたが、この型の墓地退化はハンドを回すカードを多めに入れるべきだとの知見を得た。
4位:チーズ氏
デッキ名:獰猛なトランプ
成績:0勝2敗
出前氏のデッキと同様にあたり(強いとは言ってない)が少ないマニフェストデッキはやはり厳しい戦いを強いられた。とはいえネタがふんだんに盛り込まれており、大会中最も盛り上がったデッキであることは記しておく。
番外:リグレ氏
デッキ名:むしょくになったトランプ
遅刻したため大会には参加せず出前氏とエキシビジョンマッチを行った
絶望希望のジョー星デッキ内のカードを無色にしてゼロルピアなどでコスト軽減を狙ういわゆる”ゼロルピアループ”系統のデッキ。ファイアーブレードでトランプをSAにしたりデンヂャラスG3でトランプをG・ブレイカーにしたりと面白いギミックが多く盛り込まれている。とはいえ要求パーツの数が多く、トランプが立つまでに時間を要するのが玉に瑕か。
総括
トランプという非常に活用しにくいカードがテーマであったにもかかわらず5者5様のデッキを組んできて戦えたので非常に楽しかった。4年という短い間ではあったが数々のネタを提供していただいたドナルド・トランプ氏にこの場を借りて感謝の言葉を送る。4年後楽しみにしています。
筆者あとがき
対戦中あちこちでトランプ語録が飛び出すカオスな大会でした。今まではなんだかんだ真面目な大会でしたが、今回はテーマからネタ満載の大会でしたので志向をこらしたネタデッキが数多く飛び出し大盛り上がりでした。次期大統領のバイデンさんにもデュエマでネタにされるような活躍を期待されています。
次回は「第6杯 チェンジザ杯」でお会いしましょう。
第4杯 ヘルボロフ杯
前回大会の模様はこちら
開会宣言
登場以来数多くのプレイヤーを魅了してきた『極・龍覇 ヘルボロフ』というカード。しかし、そのポテンシャルをいかんなく発揮する機会はどれほどのものだろうか。人々は皆「ヘルボロフと言えば黒単」という幻想に囚われ、カードの開拓を怠ってしまっている。その時、ある男がヘルボロフの更なる可能性を見出すべく立ち上がった。そしてこう呟いた。
「ヘルボロフデッキをみんなに組ませてみよう」
こうして、一億総ヘルボロフデッキの大会が幕を開けた・・・
今回のルール
今回のルールはヘルボロフデッキ縛り!私が以前の記事で投稿したレシピを参加者にアレンジしてもらって戦うぞ。なお、主催である私はアレンジ前のレシピで大会に参加するぞ。
詳しいルールはこれだ!
- 第三進攻の際に紹介したヘルボロフデッキのうち1つを選択し、それをアレンジしたデッキで戦う。
- ヘルボロフは4枚、ウェルカムヘルは1枚投入必須
- 色が増えるようなアレンジは禁止、例えば青黒ヘルボロフを選択したら火文明、光文明、自然文明のカードは入れてはならない。
今回大会も私自身はデッキを組まないので、参加者のデッキを詳しく見ていくとしよう。
今日の主役
大会開始!
大会当日の22:00、例のごとくDiscordに集まったのは計3人
チーズ氏、ハルプブ氏、そして主催であり私ことフナ少佐だ。2名の詳しい紹介はこちら
参加者も少なかったので2名のデッキを詳しく見ていこう
ハルプブ氏
デッキ:赤黒ヘルボロフ
『U・S・A・CAPTEEN』からヘルボロフの早期着地を狙ったヘルボロフデッキ
今大会で最高成績を残したヘルボロフデッキ。キャプティーン4枚と鬼寄せ4枚のおかげでほぼ確実に5コストからヘルボロフが動くことができる。また、S・トリガーも12枚入っており受け性能も非常に高い。赤黒の強みを存分に生かしたデッキと言える。
フナ少佐の感想
非常に攻撃的でありながら受けもしっかりと取れていて非常に完成度が高い。「その手があったか!」と何度もうならされた。特にキャプティーンから出てくる上、手札を捨てることができる『”轟轟轟”ブランド』との相性は最高だ。
改築案としては同じくキャプティーンから出すことのできる『革命龍 ガビュート』の採用や、2ターン目に動けない弱点を埋めるために『コオニ童子』の採用が望ましいだろう。また、『ツルハシ童子』もそこまで上手く機能していなかったため、コストの軽いホネンビーやヴォガイガを採用する手も考えられる。当然、以前のヘルボロフ記事で触れたカードたちを採用するのも手だろう。
チーズ氏
デッキ:赤黒ヘルボロフ
『暗黒龍邪眼皇ロマノフ・シーザー』で『一方的に勝つに決まっている』のエクストラウィンを狙ったデッキ
ウェルカムヘルからヴィルジニア卿が出ることを利用し、ロマノフ・シーザーの効果を活かせるような作りになっている。ナスロスチャが入っているためシーザーを1枚採用に抑えている。他の選択肢として黒蟲奉行が入っている点も憎らしい
フナ少佐の感想
ドルマークスや、バクロ法師など非常に参考になるカードは多く採用されていたもののデッキがザガーンとロマノフに引っ張られてヘルボロフが邪魔になってしまっている印象だ。実際、コンボ成立前に手札が枯渇してしまい上手くいかなかったり、ロマノフが出てもすぐに返されてしまったりと残念な結果であった。
改築案としては・・・ヘルボロフを抜くのが一番ではないかと。本末転倒ではあるが、やりたいこととヘルボロフの相性が悪かったように思える。
総括
私とは違ってビートダウン好きの2人にデッキを組んでもらったこともあり記事執筆中には考えもしなかった発想がデッキ内に散りばめられている。このような新たな知見を得ることができて主催者冥利に尽きる。また、読者の皆様のデッキ改築にも一役買えることができたなら幸いだ。唯一残念なことと言えばリアル事情の為参加者が少なかったことであるが、言っても仕方の無い事ではあるのでまた機会があればこのテーマで主催したい。
筆者あとがき
と、言う訳で主催者権限を利用して記事のネタになりそうな大会を主催してみました。自分では考えもしなかったり、デメリットが目立って採用に躊躇したようなカードを入れつつしっかりとデッキとして回っている姿を見るとデュエルマスターズって奥深いなぁと再度認識させられます。
最後に、こんな自己満足な大会に快く参加してくれて、しっかりとデッキを組み上げてきてくれたチーズ氏とハルプブ氏へ、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとう。
次回「第5杯 落選記念、トランプ杯」でお会いしましょう。
第五進攻 CSに向けて!~前環境編~
第四進攻はこちら
嗚呼ヘルボロフよ永遠なれ
ヘルボロフをCSで活躍させるために、まずは現環境にどんなデッキがはびこっているか、そしてそれらのデッキとヘルボロフとの相性を考えてみる。
・・・と思ったのだが現状CSが開催されておらず、環境の考察が不可能に近い。なので代わりとして閣ループ規制前の環境で考察を行ってみる。
環境デッキ一覧
当時の環境を席巻していたデッキと、ヘルボロフとの相性は以下の通りだ
<デイガドラグナー>
ハムカツ型とタマネギ型があるが、タマネギ型の方が主流。先攻取ってハンデスが決まればワンチャン見れるものの、ぶん回られると手が付けられない。微不利
<カリヤドネループ>
ハンデスが効かない、除去も意味ない、スピードでも負けかねないと勝てる要素が見当たらない。超不利
<ギャラクシールド>
パラノーマルも希望のジョー星も1枚で積んでしまう上、対策も厳しい。超不利。
<バーンメア>
旅路型、シータカラー共に2ターンで動くわけでは無いので試合になる。厳しい相手ではあるもののデッキ次第で十分勝てる。互角
<赤白バイク>
ブンズフォからレッゾに乗られると試合が終わってしまうが、ハンデスもメタも刺さる相手なので盾埋まりが良ければ勝ちの目はある。互角
<リースヴァイカー>
メタビートであるため、メタの範囲外であるヘルボロフとしては戦いやすい相手。とはいえ運が悪ければヴァイカーの火力でやられてしまう。微有利。
<アナダムド>
テンポビートが相手ならばヘルボロフのコントロール力が上回る。よほど構築を曲げなければ負ける相手ではない。 超有利。
2ターンでヒビキが飛んできたりパラノーマルが大量に湧いてきたりといつも通りの世紀末環境だったが、改めて見るとやはりティア1のデッキにはかなり厳しい戦いを強いられる。しかし、嘆いていてもウェルカムヘルは帰ってこないしドラグナーが爆発四散することもない。この環境で戦うためのヘルボロフを組んでみよう。
このようにして戦うのだ
と、言う訳で前環境で私がCSで使い、ベスト8を飾ったデッキがこれだ。
それぞれのカードの採用理由と、このカードを刺すにあたって意識したい相手を紹介していく。
『ルソー・モンテス/法と契約の秤』3枚:2コストハンデスで速攻への対策をしつつヘルボロフの早期着地が見込めるカード。インフェルノサインと合わせて蘇生カードを4枚にするために、3枚採用。
意識した相手:ドラグナー、バイク、バーンメア
『悪魔妖精ベラドンナ』4枚:早いデッキ相手ならハンデスを、そこまででもない相手ならブーストしてホネンビーやマグナムに繋げよう。どんな状況でも活躍してくれるため、4枚採用。
意識した相手:全般
『ダーク・ライフ』2枚:ベラドンナの補填として。他に2コストで動けるカードがあればマナに埋めよう。リペアカードのため2枚だけ採用。
『ダルピ・ルッピー』3枚:GR主体のデッキ全般に刺さる上、ドラグナーへの対抗手段にもなってくれる。ベラドンナやモンテスでハンデスを飛ばしてからダルピを出せばロングゲームに持ち込める。赤白バイクが『超次元キル・ホール』から動くルートを潰せるという点も魅力。2→4のカーブも取っているため3枚採用。
『光牙忍 ハヤブサマル』1枚:特に言うことなし。特にバイクやヴァイカーには良く刺さる。
『闘争類喧嘩目ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ』2枚:カリヤドネへの対抗手段として採用。一応3→5カーブを作ってくれるがそこまで積極的に撃つものでもない。デッドダムドにも多少刺さる。
意識した相手:カリヤドネ
『カラフル・ナスオ』2枚:強力な墓地肥やしであり、出せれば勝利に大きく近づけるが、現環境で出せる余裕はあまりない。最速で出すことよりも、もつれた時や墓地リセットをかけられた後に出そう。ホネンビーと合わせて4枚になるよう、2枚採用。
『白骨の守護者ホネンビー』2枚:効果自体は小ぶりだが、こいつが1枚立っているだけで相手の動きはかなり制限できる。カリヤドネ相手に一度撃ったお清めを回収したり、ハヤブサマルを拾ったりと使い方次第でいくらでも活躍させることが可能。
『百発人形マグナム』1枚:こいつとダルピが並べば殆どのデッキの動きが止まる。2枚以上採用しても良かったのだが、ダルピだけでも十分止まるので1枚採用。
意識した相手:カリヤドネ、ギャラクシールド以外
『生命と大地と轟破の決断』1枚:詳しくは前回に記事を参照のこと。呪文である上マナが減るため2枚以上入れるとデッキの取り回しが悪くなる。1枚採用。
『龍覇 ニンジャリバン』2枚:このカードについては特筆すべきことも無いだろう。出てくれればデッキは良く回るものの、出なくても致命傷にはならないため2枚採用。
『「非道」の鬼 ゴウケン斎』1枚:速攻デッキ渦巻くこの環境ではかなりの効力を発揮してくれるカード。場持ちも良いため強いカードではあるものの、他のメタカードも十分積んでいるため1枚のみの採用。
意識した相手:ドラグナー バイク
『インフェルノ・サイン』1枚:言わずと知れた強力トリガー。たくさん入れたいが殿堂カードなので1枚。
『九番目の旧王』1枚:龍覇 ラブ・エースがこいつで焼けないため、刺さる相手がかなり少ない。とはいえヴァイカーやバーンメアには刺さるうえ、手打ちもしやすいコスト帯なのでお守りかわりに1枚採用。
『マッド・デーモン閣下/デーモン・ハンド』2枚:ハムカツドラグナーでゲンムエンペラーが出てくることを加味してデーモンハンドを多めに採用。スーパーな方と合わせて4枚にするため、2枚採用。
『スーパー・デーモン・ハンド』2枚:上手くいけば一気に墓地を肥やしてくれるためカウンター性能が高い。実際にこいつのおかげで何度も救われた。
『シリウ・ヘヴン』4枚:ダルピが出せるうえ、クリーチャー除去の付いたブロッカーとして非常に優秀。4枚採用した結果確定除去トリガーが8枚に。
『魔龍バベルギヌス』1枚:なんでも出せる、言ってしまえばこのデッキのジョーカー的存在。特にインフェルノサインと組み合わせることで実質的にインフェルノゲートと同じ効果を得られる。殿堂カードなので1枚採用。
『極・龍覇 ヘルボロフ』3枚:墓地肥やしが多い上、バベルギヌスが似たような役割を持ってくれるため3枚採用。これでも十分回ってくれる。
『インフェル龍樹』1枚:マナへ落ちたカードを出してくれる上、マッハファイターで除去も可能。こいつが居るだけで非常にマナが触りやすくなった。上振れ用カードなので1枚採用。
『大樹王 ギガンティダノス』1枚:最高のフィニッシャー。これ1枚で大半のデッキは止まってくれる。コストが高く、邪魔になりやすいため1枚採用。
<超次元ゾーン>
『極魔王殿 ウェルカム・ヘル』1枚:ヘルボロフデッキなので、当然採用
『滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル』1枚:2枚目以降のウェルカムヘルとして。ダルピやベラドンナもファンキーナイトメアのため、意外と出せる対象は多い。
『超魔界楼 ヘル・オア・ヘル』1枚:一見ロマンカードのようにも見えるが実は非常に実用的。ヘルボロフの2度目以降の着地の際に出してあげれば恒久的に相手へプレッシャーを与えることができる。このカードについては別記事で詳しく掘り下げるつもりだ。
『魂食いの魔狼月下城』1枚:トリガーブロッカーやハヤブサマルを採用しているこのデッキにとって非常に取り回しやすいカード。特にトリガーで出たシリウヘヴンからニンジャリバンを蘇生してこれを出すとスレイヤーブロッカーが立つ上に返しのターンに龍解まで可能となる。
『龍魂城閣 レッドゥル』1枚:ヘルボロフデッキ必須カードの1枚。2枚採用が一般的だが、超次元の選択肢を増やすために1枚に削った。
『龍魂遺跡 グリーネ』1枚:サインでヘルボロフの早出しができなかった場合、ニンジャリバンから出すことで5→7カーブを作ることができる。
『龍魂教会 ホワイティ』1枚:トリガーのシリウからニンジャリバンでこれを出すことにより2面止めつつニンジャリバンを場に残すことができる。タップキルに使えるため取り回しがしやすい。
『悪夢卍 ミガワリ』1枚:ウェルカムヘル龍解時にクリーチャーを場に残せる他、マグナムのデメリットをケアすることも可能。ウツセミヘンゲは時には耐性を使わずに超次元に戻すテックニックも必要。
以上48枚の採用理由の紹介だ。次からは詳しい回し方を解説していこう。
相手によって姿を変える。これぞヘルボロフデッキの神髄よ
ヘルボロフデッキは組んだら終わりではない。対戦相手のデッキをよく観察し、一番効果がありそうなカードを撃たなくてはならない。また、このデッキは1枚採用のカードが多いため、常に手札に有効札があるとも限らない。その時にはその次、またその次に効果がありそうなカードを撃ち、2ターン後、3ターン後を見据えながら戦わなくてはならない。非常に険しい道のりだが、この記事を見てヘルボロフを使いたいと感じる酔狂な方ならばきっとこれらのゲームメイクに魅力を感じてくれると思う。
それが嫌な方は赤単ブランドでも握ると良い、一定の勝率を上げてくれる。
この超次元、ピンときたら110番
対戦相手が決まり、お互いにカードをシャッフルしている時から、勝負は始まっている。そう、相手の超次元を確認し、デッキの中身を想像するのだ。当然ブラフの可能性があるので決めつけは危険だが、ある程度の目途を立てておけばいざ対戦が始まっても焦ることは無い。次に、環境でよく見られる超次元と、相対した時の心構えを記しておく。
<相手の超次元に・・・>
- バトライ刃、ビギニングスタートがある
非情に面倒だ、一見ドラグナーに見えるがブラフの可能性も高い。相手の1ターン目にも注目しよう。
- ドキンダム、STARSCREAMがある
残念、バイクだ。コントロール使いとしてはげんなりするかもしれないが、しっかりとやるべきことはやっておこう。まず天を仰ぎ、君の信じる神様に祈りを捧げよう。祈りが通じれば君の手札にはハンデス札とダルピルッピーがおり、シールドにはトリガーがわんさか埋まっている。そしてじゃんけんにも勝てているはずなのでその後はプレイングで勝利まで持ち込むだけだ。
- 勝利セット、3色リュウセイがある
おめでとう、十中八九デッドダムドだ。よほど事故らなければ1勝を手にできるだろう。相手の妨害は程々でいい、自分の動きをしっかりと通そう。
- ウェルカムヘルがある
相手のハンドルネームを確認して・・・「フナ少佐」と書いてないか?書いてあった場合の対処は簡単だ。「ブログいつも見てます、頑張ってください」などと言っておだてておこう。調子に乗ってデッキリストをペラペラ喋ってくれるかもしれない。
そうでない場合はCSにヘルボロフを持ち込む狂人の可能性がある、全力で挑もう。
対戦開始、1、2ターン目に考えること
対戦が始まると、対戦相手のデッキの内容が少しずつ見えてくる。その頃にはあいての超次元がブラフだったのか、それとも実際に使うつもりなのかも見えてくるだろう。では、相手の1ターン目のマナ埋めから使用デッキが絞れたとして、それぞれのデッキ相手の対処法を記していく。
<相手のデッキが・・・>
- ドラグナーっぽい
2コストハンデスを撃って相手のキーカードを落とそう。失敗すれば敗色濃厚だが、それが環境デッキを相手にするということ。相手の閣ループを見守りながらトリガーに何が来るかを考えておこう。
- カリヤドネっぽい
急いでお清めシャラップを確保するんだ。複数回撃つことは必須のため、デーモン閣下やホネンビーも確保しておこう。後は相手の手札にキーカードが揃ってそうなタイミングでギガンティダノスを出してやろう。
- ギャラクシールドっぽい
とりあえず絶望希望のジョー星が来ないことを祈りつつヘルボロフの着地を目指そう。ヘルボロフから出すのはヘル・オア・ヘル。あとはハンデスを挟みつつ祈りながら殴っていこう。正直、相当厳しい相手なので当たった段階である程度の覚悟はしておこう。
- ヴァイカーっぽい
チャンスだ、ブーストしてからダルピやマグナムを出して相手の動きを止めよう。メタビートであるためメタ以外の相手にはめっぽう弱い。自分の動きをしてボコボコにしよう。
- バーンメアっぽい
とりあえずハンデス、それからは丁寧にダルピやマグナムを並べよう。ザインティの手打ちも視野に入れつつ適度なハンデスで相手の火力を落としていこう。
- バイク、もしくはダムドっぽい
対戦前にした予想が大当たりと言う訳だ。なにも恐れることは無い、想定していた通りのプレイングをするまでだ。
- それ以外、分からない
非常に厄介な相手だ、とりあえず自分の動きを最優先に行おう。ウェルカムヘルが出る頃にはゲームが終わってるか、何をすればいい相手かがわかるだろう。
さあて、来週のヘルボロフデッキは~?
ここまで読んでくれた読者の方はある程度ヘルボロフデッキでの戦い方が分かってきただろう。このまま戦略についても語っていきたい所だが文字数が5000を突破してしまい、非常に長くなりそうなので今回の記事はここで締めさせていただく。
次回は「第六進攻 CSに向けて!~負けが込んだときは~」を予定している。今回の記事で察している方も多いかもしれないが、ヘルボロフデッキのパワーは環境デッキに比べて大きく劣る。その差を逆転するための秘策を記していく予定だ、楽しみに待っていただけたら幸いだ。