第十一進攻 助けて!ヘルボロフ!ー前編ー
第十進攻はこちら
進むインフレ 置いてかれるヘルボロフ
前回の記事を出してから1年と少し、デュエマの環境は著しく変化した。
容易な除去耐性を実現したEXライフとスター進化。
従来の除去カードに全く引っかからないタマシード。
そしてカードパワーの大幅な上昇だ。今やデドダムは標準スペックとなり、新しいカード、戦略に迎合できないデッキは軒並み型落ちとなってしまった。
そしてそれは、ヘルボロフも例外ではない。
決まれば勝てる皇帝ループならともかく、私が使うような除去コントロール主体のヘルボロフは決定力不足、スピード不足に悩まされていた。
何とかインフレに食らいつくべく、闇王ゼーロやデドダムを採用してもいまいちパッとせず、このまま歴史の水底に沈んでいくのか。そう思っていた。
助けてモルトがヘルボロフを助ける
私が来た!
龍覇爆炎で新登場したこのカードが状況を変えてくれた。
5コストでヘルボロフを出してくれる上にクリーチャーで、ドラグナーで、トリガーとして受け札になってくれる。まさにヘルボロフのために作られたカードと言っても過言ではない。
これが新生ヘルボロフだ
親愛なる友人が上げた動画にデッキの詳しい内容が乗っているので、是非ともそっちも見て欲しい。出演料として動画の冒頭1分の尺を貰ったので、私が作ったOPが入っているぞ。
【激戦】もう誰でもいいから助けろ!クローシスヘルボロフvs シータNEXT【スーパーデッキ】 - YouTube
動画で解説されなかったカードについてはここで解説していく
メインデッキ
- 《超罪龍覇 ボロフHELL》
いままではニンジャリバンが入っていた枠をこちらに差し替えた。ニンジャリバンと違ってレッドゥルやホワイティ、魂喰いの魔狼月下城が出せないのだが、今の環境にそれらのカードを出している余裕はない。代わりに進化すれば即殴れ、墓地を肥やしてくれるという点に注目してこちらを採用した。
- 《龍月 ドラグ・スザーク / 龍・獄・殺》
出ただけでクリーチャーが4体増える最強ドラゴン。ヘルボロフにおいてクリーチャーが並ぶ価値の大きさは今までも説明してきたかと思う。
更に下の呪文が軽いし手札回すし墓地が肥えると言うこと無し。是非とも2ターン目までに引いておきたい札。
- 《腐敗勇騎ドルマークス》
墓地を2枚肥やしながら相手の妨害をしてくれる強カード。マナに置いたカードを墓地に置ける点もGOOD。ヘルボロフを赤黒にするなら必須カード
- 《極限龍神ヘヴィ》
2枚目のドルマークスとして採用。マナを焼けない代わりにドローが付いてくる。気軽に除去が飛ばせる上にリソースを回復できる。
- 《二コル・ボーラス》
このカラーで強いフィニッシャーがこれくらいしか居なかった
とはいえ大量ハンデスに攻撃するたびに除去は圧力としてかなり優秀。デスゴロスの横に並べたいクリーチャー。
GRゾーン
- 《カット丙-二式》
メインデッキのカードを除去や火力重視で採用した結果、ハンデスカードが減ってしまったため採用。
- 《マシンガン・トーク》
ドラグ・スザークを出す手段がデスゴロスとムゲンクライムだけなので、誰かしらはアンタップできる。デスゴロスアタック時にドラグ・スザーク、出てきたマシンガントークでデスゴロスアンタップ…なんてことになればもうむちゃくちゃ。
《ブレイン・テンタクル》
こいつと全能ゼンノーはいつ出てきても強い!
特に龍極殺でこいつが出てこれば2コストで2枚ドローの2枚捨て。なるだけ早くヘルボロフと助けてモルトを揃えたい序盤でこのカードの果たす役割はあまりにも大きい。
地味ながら任意効果なのも嬉しい。
次回予告
長くなってしまったので今回の記事はここで終わることとする。
次回は超次元ゾーンのカード解説、採用候補カード、全体の所感を書いていく予定だ