第十二進攻 最強の相棒
第十一進攻はこちら
ヘルボロフ、新たなる時代へ
前回の記事からまたもや1年ほど期間があいてしまったが、デュエマの環境は変化を続けている。マジック等新デッキの台頭、サガの登場と退場、相変わらず強いCRYMAXジャオウガ。
紆余曲折ありつつも、アビスやメカ強化のおこぼれを貰う形でヘルボロフにもしっかり強化が入っている。
そして、我々のヘルボロフデッキは更なるステージへと登っていくのであった。
ヘルボロフに革命が起こった
革命と言っても革命チェンジのことではない。
コスト5の闇のクリーチャーでありつつ、墓地肥やし、蘇生、メタクリーチャーの除去を全て行ってくれるヘルボロフのために刷られた夢のカード。
そう、《アーテル・ゴルギーニ》だ。
このカードによってヘルボロフデッキの出力が底上げされた
そのため、従来ではなしえなかったコントロールとループを両立させたヘルボロフデッキを作ることが可能となったのだ。
デッキレシピ
アーテルを採用することで出力が上昇したデッキがこちら
大まかな解説は私の友人に作成を頼んだ動画に任せるとする。
動画はこちら
動画との相違点として、《星空に浮かぶニンギョ》《スラッシュ・チャージャー》をそれぞれ1枚ずつ減らし、5000VTを2枚入れた。
これはとこしえの超人を是が非でも何とかするためであって、メインのギミックに何か関係があるわけではないので、動画の通りのレシピで作っても問題はない。
また、ループの解説で出てきていないカードたちも環境に応じて適宜差し替えていくのがよいだろう。
ループ解説
ここでは、動画で説明しきれなかったループの解説を行っていく。
・アーテル不要パターン
このループはアーテル・ゴルギーニを使用しないファンパイループを解説する。
マナゾーンに青マナが無くても使用可能。
条件
手札:ヘルボロフ デュエニャン皇帝
墓地:ボロフHELL 百発人形マグナム
①ヘルボロフを召喚、効果でウェルカムヘルを出す。
ウェルカムヘルの効果で、ボロフHELLをヘルボロフを進化元にして出す。
ボロフヘルの効果でミガワリを装備
②ボロフヘルで攻撃、デュエニャン皇帝の侵略宣言、ウェルカムヘルの効果使用
(まだ侵略を解決しないように!)
ウェルカムヘルの効果でマグナムを蘇生(マグナムの効果がスタックされる)
デュエニャン皇帝をボロフHELLに侵略(マグナムの効果がスタックされる)
③マグナムの効果解決その1、デュエニャン皇帝を破壊。
ミガワリで破壊を置換しミガワリがカラクリガエシに龍解する
④マグナムの効果解決その2、デュエニャン皇帝を破壊。
デュエニャン皇帝が破壊され、カラクリガエシがウツセミヘンゲに龍解する。
⑤デュエニャン皇帝の効果でヘルボロフとボロフHELLを蘇生
ボロフHELLはヘルボロフの上に進化(マグナムの効果が2つスタックされる)
⑥マグナムの効果解決その1
ウツセミヘンゲを破壊(耐性は使用せず、超次元ゾーンに戻す)
⑦ヘルボロフの効果でファンパイを装備
ボロフHELLの効果でミガワリを装備
⑧マグナムの効果解決その2
ボロフHELLを破壊。
ミガワリで破壊を置換しミガワリがカラクリガエシに龍解する
⑨ボロフHELLで攻撃。ファンパイの効果で相手の山札-1
ウェルカムヘルの効果 デュエニャン皇帝をボロフHELLの上に進化させる。(マグナムの効果がスタックされる)
⑩手順④~手順⑨を相手の山札がなくなるまで繰り返す。
動画
実際に回している様子がこちら
・皇帝不要パターン
このループはデュエニャン皇帝を使用しないファンパイループを解説する。
使用頻度は少ないが、覚えておくと役に立つだろう。
条件
手札:ヘルボロフ
墓地:ボロフHELL 百発人形マグナム アーテル・ゴルギーニ
墓地を肥やせ、ボロフHELLの進化元になれるコスト4以下のクリーチャー(今回はボロフHELL2枚目を使用)以下、肥やせるやつと呼称します
①ヘルボロフを召喚、効果でウェルカムヘルを出す。
ウェルカムヘルの効果でアーテル・ゴルギーニを出す。
②アーテル・ゴルギーニの効果でコスト4以下クリーチャーの蘇生を2回選択
1回目に百発人形マグナムを出す(マグナムのストック1)
2回目にボロフHELLをヘルボロフを進化元にして出す(マグナムのストック2)
出す順番に注意!
ボロフHELLの効果でミガワリを装備
③マグナムの効果解決その1、ボロフHELLを破壊。
ミガワリで破壊を置換しミガワリがカラクリガエシに龍解する
④マグナムの効果解決その2、アーテル・ゴルギーニを破壊。
アーテル・ゴルギーニが破壊され、カラクリガエシがウツセミヘンゲに龍解する。
⑤ボロフHELLで攻撃、ウェルカムヘルの効果使用
ウェルカムヘルの効果でアーテル・ゴルギーニを出す。(マグナムのストック1)
⑥マグナムの効果解決。ボロフHELLを破壊
⑦アーテル・ゴルギーニの効果解決
コスト4以下クリーチャーの蘇生を2回選択
1回目に肥やせるやつを出す(マグナムのストック1)
2回目にボロフHELLを肥やせるやつを進化元にして出す(マグナムのストック2)
肥やせるやつの効果で墓地を肥やす(今回はボロフHELLなので3枚)
ボロフHELLの効果で墓地を肥やす(3枚)
ボロフHELLの効果でファンパイを装備
⑧マグナムの効果解決その1、アーテル・ゴルギーニを破壊。
⑨マグナムの効果解決その2、ウツセミヘンゲを破壊
ウツセミヘンゲの破壊置換効果を使用し、墓地のカードを4枚デッキの下へ
⑩手順⑤~⑨を繰り返す
注:ループ1回ごとに墓地が2枚増えるので、ボロフHELLの効果を使用しない回を作り、墓地の枚数を調整しましょう。
動画
実際に回している様子がこちら
最後に
様々なループを紹介したが、これらのループ手順はあくまで説明用に簡潔化したものであり、実際に対戦中にループに入るためには経験と知識が必要だ。
ぜひこのデッキを実際に組み上げ、1人回しでもいいので使用して経験を積んでいただきたい。
第十一進攻 助けて!ヘルボロフ!ー前編ー
第十進攻はこちら
進むインフレ 置いてかれるヘルボロフ
前回の記事を出してから1年と少し、デュエマの環境は著しく変化した。
容易な除去耐性を実現したEXライフとスター進化。
従来の除去カードに全く引っかからないタマシード。
そしてカードパワーの大幅な上昇だ。今やデドダムは標準スペックとなり、新しいカード、戦略に迎合できないデッキは軒並み型落ちとなってしまった。
そしてそれは、ヘルボロフも例外ではない。
決まれば勝てる皇帝ループならともかく、私が使うような除去コントロール主体のヘルボロフは決定力不足、スピード不足に悩まされていた。
何とかインフレに食らいつくべく、闇王ゼーロやデドダムを採用してもいまいちパッとせず、このまま歴史の水底に沈んでいくのか。そう思っていた。
助けてモルトがヘルボロフを助ける
私が来た!
龍覇爆炎で新登場したこのカードが状況を変えてくれた。
5コストでヘルボロフを出してくれる上にクリーチャーで、ドラグナーで、トリガーとして受け札になってくれる。まさにヘルボロフのために作られたカードと言っても過言ではない。
これが新生ヘルボロフだ
親愛なる友人が上げた動画にデッキの詳しい内容が乗っているので、是非ともそっちも見て欲しい。出演料として動画の冒頭1分の尺を貰ったので、私が作ったOPが入っているぞ。
【激戦】もう誰でもいいから助けろ!クローシスヘルボロフvs シータNEXT【スーパーデッキ】 - YouTube
動画で解説されなかったカードについてはここで解説していく
メインデッキ
- 《超罪龍覇 ボロフHELL》
いままではニンジャリバンが入っていた枠をこちらに差し替えた。ニンジャリバンと違ってレッドゥルやホワイティ、魂喰いの魔狼月下城が出せないのだが、今の環境にそれらのカードを出している余裕はない。代わりに進化すれば即殴れ、墓地を肥やしてくれるという点に注目してこちらを採用した。
- 《龍月 ドラグ・スザーク / 龍・獄・殺》
出ただけでクリーチャーが4体増える最強ドラゴン。ヘルボロフにおいてクリーチャーが並ぶ価値の大きさは今までも説明してきたかと思う。
更に下の呪文が軽いし手札回すし墓地が肥えると言うこと無し。是非とも2ターン目までに引いておきたい札。
- 《腐敗勇騎ドルマークス》
墓地を2枚肥やしながら相手の妨害をしてくれる強カード。マナに置いたカードを墓地に置ける点もGOOD。ヘルボロフを赤黒にするなら必須カード
- 《極限龍神ヘヴィ》
2枚目のドルマークスとして採用。マナを焼けない代わりにドローが付いてくる。気軽に除去が飛ばせる上にリソースを回復できる。
- 《二コル・ボーラス》
このカラーで強いフィニッシャーがこれくらいしか居なかった
とはいえ大量ハンデスに攻撃するたびに除去は圧力としてかなり優秀。デスゴロスの横に並べたいクリーチャー。
GRゾーン
- 《カット丙-二式》
メインデッキのカードを除去や火力重視で採用した結果、ハンデスカードが減ってしまったため採用。
- 《マシンガン・トーク》
ドラグ・スザークを出す手段がデスゴロスとムゲンクライムだけなので、誰かしらはアンタップできる。デスゴロスアタック時にドラグ・スザーク、出てきたマシンガントークでデスゴロスアンタップ…なんてことになればもうむちゃくちゃ。
《ブレイン・テンタクル》
こいつと全能ゼンノーはいつ出てきても強い!
特に龍極殺でこいつが出てこれば2コストで2枚ドローの2枚捨て。なるだけ早くヘルボロフと助けてモルトを揃えたい序盤でこのカードの果たす役割はあまりにも大きい。
地味ながら任意効果なのも嬉しい。
次回予告
長くなってしまったので今回の記事はここで終わることとする。
次回は超次元ゾーンのカード解説、採用候補カード、全体の所感を書いていく予定だ
第十進攻 赤黒ヘルボロフの新たな可能性
第九進攻はこちら
実はヘヴィデスメタルと相性がいいのでは?
時を少し遡り、7月17日。「英雄戦略パーフェクト20」の情報を見ていた私の目に、1枚のカードが飛び込んできた。そう・・・
《暗黒破壊神デス・フェニックス》だ。
このカードについて軽く説明しておくと過去に刷られた《破壊神デス》を現代向けに調整したカードで、《龍神ヘヴィ》、《龍神メタル》とゴッドリンクすることで強力なクリーチャーと変貌する。
こちらが以前より可能だったヘヴィ・デス・メタルのゴッドリンクだ
このゴッドリンクが完成すると「ゴッド以外のクリーチャーをすべて破壊」し「相手に選ばれない」上に「相手のクリーチャーは可能ならばこのクリーチャーを攻撃する」効果を持ったパワー23000のワールドブレイカーが降臨する。
破壊神デス・フェニックスの方を使うとそこまでの効果は得られないのだが
「相手のクリーチャーは可能ならばこのクリーチャーを攻撃する」効果を持ったパワー21000のクワトロブレイカーとなる。
更に、破壊神デス・フェニックスの効果としてアタック時に進化元のカードを墓地に送ることで墓地から《龍神ヘヴィ》か《龍神メタル》を場に出すことができる。
フィニッシュ力が落ちた代わりに格段にそろえやすくなったのだ。
そうだ、ウェルカムヘルで出そう
ここで、以前から龍神メタルがヘルボロフと相性がいいと主張している当ブログとしては暗黒破壊神デス・フェニックスもウェルカムヘルで出せるという事実に注目しない訳にはいかない。特にデス・フェニックスを使用した場合に懸念されるフィニッシュ力不足といかにして3バカを墓地に落とすかという問題を一挙に解決してくれる。
これは新たなヘルボロフデッキの予感・・・ということで組んでみた
詳細なレシピはこちら
それぞれのカードの採用理由について軽く解説していく
言わずもがなのキーパーツ。とはいえ4枚ずつ入れるとデッキ枠が圧迫されるので3枚採用
- 《腐敗勇騎ドルマークス》
墓地を2枚肥やしながら相手の妨害をしてくれる強カード。マナに置いたヘヴィやメタルを墓地に置ける点もGOOD
- 《レイノ・ウッシ》4枚
最速で出せれば4ターン目には墓地が2枚肥えている。トリガー付きなのも地味にありがたい。
- 《U・S・A・CAPTEEEN》2枚
5コストでヘルボロフが出せる有能カード、赤単なのでウェルカムヘルとのシナジーは無いが、デス・フェニックスの進化元にもなれる
- 《停滞の影タイム・トリッパ―》
デス・フェニックスを出すまでの遅延として非常に優秀。ウッシが墓地を稼ぐ時間も作ってくれる。
- 超次元について
ウェルカムヘル以外は自由枠なので、適当に詰め込んでみた。レッドゥル4枚詰め込むのも手
強くはあるのだが・・・
実際に回してみたところ、ヘヴィデスメタルは高頻度で決まりヘルボロフのフィニッシャー性能も申し分なかった。総合してしっかりとしたファンデッキに仕上がっていると感じた。
とはいえ、ヘルボロフがデス・フェニックスと相性がいいと言うよりは、デス・フェニックスを出すギミックさえ入れておけばどんなデッキでもそこそこの完成度になるといった印象を受けた。ヘルボロフを入れることで動きの幅は増えたが、それ以上にデス・フェニックスのカードスペックでごり押しが成立していると言わざるを得ないだろう。
まとめ
なんとも微妙な結論に至ってしまったが、この事実は前向きにとらえることもできる。
デス・フェニックスほどのスペックがあればそこまでシナジーを考えなくてもヘルボロフデッキが完成するという前例ができたのだ。これは今後、強力な効果でコスト5以下の闇のクリーチャーが収録されたら新たなヘルボロフデッキが作れることを意味している。
ヘビィ・デス・メタルデッキとしては小さな一歩かもしれないが、ヘルボロフデッキとしては大きな進歩となるデッキなのかもしれない。
わりかし安価に組めるので、気になった方は組んでみると良いだろう。かっこよくて楽しいぞ
オリカ杯後半戦 大会はついに危険な領域へと突入する…
前半記事はこちら
前回のあらすじ!
各々が考えたオリカを使って戦うこの「オリカ杯」参加者それぞれが夢と欲望と少しの良心を混ぜ込んで作り上げたオリカの発表が終わり、いよいよ対戦がはじまる。
果たして、オリカたちは予定通りの動きを見せてくれるのか?
1回戦
フナ少佐VS出前
フナ少佐の先攻、2ターン目にレイノ・ウッシ。3ターン目にダルピ・ルッピーと順調な滑り出しを見せる。
対する出前氏は2ターン目にハキリ、3ターン目にステップルを出して4マナに到達すると・・・
「ハキリアタック時、手札からラキナちゃん出します。宣言は4で」
青色の悪魔が盤面に降り立った
ハキリのアタックで捲ったトリガーは・・・
速攻デッキに対してこれ以上ないトリガーのはずなのだが、今回は全く役に立たない。どうして3ターン目に3体並べながら行動を封じてくるのか・・・
しかし、悪夢はまだ終わってはいなかった
「ターンエンド時、ラキナの効果で3枚ドロー」
もはや何も言うまい。ラキナの効果で引いてきたラキナが9を宣言し、ラキナが殴って4を宣言し・・・一方的な蹂躙で1回戦は幕を閉じた。
2回戦
エクスVSりすろん
デュアルショックドラゴンVS神帝という、古のデュエマなマッチアップに会場のボルテージも最高潮。新章以降にはじめた新参たちの「いったいどんな動きをするのだろう」といった期待の眼差しが向けられる中・・・
親の顔より見た速攻が神帝を轢殺
罰怒ブランドとかいうオリカが大活躍したマッチであった・・・
3回戦
ハルプブVSりすろん
1ターン目、2回戦での汚名返上とばかりにりすろん氏がしかける。
奇怪な鬼祭からのS・バックでデュアルショック・ドラゴンCMが登場。
そして2ターン目、あの伝説の動きが再現された
ダンディ・ナスオでボルメテウス・サファイア・ドラゴンを墓地に送り
パワー19000のトリプルブレイクを叩き込み、デッキからデュアルショック・ドラゴンCMを場に出す。
3ターン目には2体のデュアルショック・ドラゴンCMが殴って更に増殖し、ダイレクトアタックを決めにかかる。
いくら邪王門カウンターであってもパワー19000はなかなか返せまい・・・そう思っていた。しかし
これはオリカ杯である。
百鬼の邪王門から出現したのはハルプブ氏のオリカ、ジャキング。
EXライフであっさりとダイレクトアタックを阻止すると邪王門のバトル効果で後続を断つ。そして出現時効果でマナから手札に戻したのは・・・
皆の団長、ドギラゴンバスターだ。
盤面のジャキングから革命チェンジし、ファイナル革命発動。再びジャキング登場かと思われたが出てきたのは・・・
そうだよな、お前らなら2体出るもんな。
一瞬にしてT・ブレイカーを3体並べ、過剰打点にてりすろん氏を押し切った。
4回戦
フナ少佐VSエクス
1戦目はオリカが活躍できなかった人同士での対決
4ターン目にマニ召喚、5ターン目に神降臨祭を展開しムーラとリンクと理想ムーヴを決めるエクス氏。
対して私も2ターン目にウッシ、3ターン目にダルピ、4ターン目にもダルピとグルジェを出すと、既に切り札を出したエクス氏に対抗すべく私も切り札を召喚する。
盤面には4体のファンキー・ナイトメア、そしてダルピ・ルッピー2体の効果で合計6コスト軽減。3コストとなったデスボロフが着地した。更にデスボロフの出現時効果でデッキのデスボロフを墓地へ送ると、ヘル・オア・ヘルを展開し、更なる墓地肥やしを狙う。
そしてここからがデッキの真骨頂。盤面のファンキー・ナイトメアが5体になったことで2コストとなったデスボロフを墓地から召喚。そしてゴー・トゥ・ヘルを装備。
デスボロフで墓地に送るは・・・
事前に想定していたコンボがサクッと決まった。
ゴートゥーヘルの出現時でハットリトリを出し、リンクした神帝を破壊。更にデスシラズに龍解して残ったムーラも破壊。主導権を握ることに成功する。
何を言ってるのか分からない?こっちも説明が面倒なんだ
その後はボロフの除去性能がいかんなく発揮されデスシラズ∞が龍解、一気に勝負を決めた。
5回戦
ハルプブVS出前
1戦目に理想的な回りを見せた2名での対戦。だったのだが・・・
「6!7!ダイレクトアタック!」
一方的な蹂躙で幕を閉じた。
投票!
と、それぞれカードの見せ場が十分に作れたところで投票に移った。
はたして、1番イケてるオリカに選ばれたのは・・・
フナ少佐→デュアルショックドラゴンCM
ハルプブ氏→デスボロフ
出前氏→ジャキング
エクス氏→デスボロフ
りすろん氏→神降臨祭
ということで、大接戦の結果私の描いたデスボロフが見事優勝となった。
ラキナちゃんには1票も入らなかった辺り、効果の凶悪さおヘイトの高さがよくわかる。
大会を終えて
参加者全員が多種多様なオリカを描き上げ、主催者ながら大成功だったと自負している。また、自分にとっての理想のカードを考えてみることで自分のデッキに足りてない要素も見つめなおすことができたと思う。皆さんもたまには真剣にオリカを考えてみてはいかがだろうか?
なお、この大会でヘイトを集めまくったラキナちゃんは出前氏公認でR-18G堕ちしたので、酷い目にあわされるラキナちゃんの絵を「#でま絵」のハッシュタグをつけてツイッターに投稿すると出前氏が喜ぶぞ。気に入った方は是非投稿してあげて欲しい。
第九進攻 ボロフと新殿堂とそれからEXライフ
新殿堂を受けて
6/22日、全DMPが心待ちにしていた殿堂カード発表が行われました。
いつも通り民度の低いコメントの嵐の中、発表された殿堂カードたちは以下の通りだった。
ジョークカードであるはずがその優秀なスペックのせいで使われることになり、何かとややこしかった《レアリティ・レジスタンス》が1発プレ殿、最近の多色推しにより採用率が急上昇した《裏切りの魔狼月下城》もプレミアム殿堂入りとなった。
また、凶悪ループとして十王編から猛威を振るっていた「オカルトアンダケイン」の必須パーツである《不敵怪人アンダケイン》と《暗黒鎧ダースシスK》がそれぞれ殿堂入り。恐らく環境へ上がってくることは無くなった。
「ナウオアループ」や「チョイスネオンクス」に呼ばれては暴れ散らかしていた《サイバー・I・チョイス》もついに殿堂入り。殿堂入りのメンツを見るに今回の運営はループを入念に潰してきたという印象だ。(余談だが、チョイスの殿堂によりあの「マーシャルカリヤドネ」から3枚の殿堂カードが排出されることとなった。このデッキのポテンシャルがうかがえる)
長らくプレミアム殿堂入りしていた《サイバー・ブレイン》がようやくの帰還。インフレの進んだデュエマではついに4コストトリガー付き3ドローが許されるまでになった。
今後の環境予想!
殿堂発表前は多くのユーチューバー様方が自らの豊富な経験と知識を元に「ウェルカムヘルは今の環境なら殿堂解除しても良いスペックだ」と意気揚々と語っておられましたが、彼らの予想とは裏腹にウェルカムヘルの殿堂解除は叶わず次弾環境もウェルカムヘル1枚でしのぐこととなった。
こちらとしてはまあ当然の結果ではあるので、新しい環境を考察して行こうと思う。
オカルトアンダケインは環境から退場することとなったが、現在環境を席巻している「ドルファディロム」「ドギラゴン閃」「ゼロルピアループ」は無傷であったため、しばらくは連中の天下が続くと考えられる。
除去コンとEXライフ
前回の記事でも少し触れたが、ヘルボロフはEXライフを非常に苦手としている。とはいえ詳しい理由までは触れていなかったため、もう少し掘り下げていこうと思う。
そもそもヘルボロフよ強みとは、ウェルカムヘルによる継続的なリソース確保と破壊によってボードアドバンテージを取り続ける、いわゆる「除去コントロール」であることは以前にも話したところである。更に掘り下げて話すと、除去と蘇生をウェルカムヘル1枚でこなしてしまうため、メインデッキに多種多様な攻め札を採用することが可能である。という点もヘルボロフの強みの1つである。
では、なぜそのヘルボロフがEXライフを苦手とするのだろうか。一見「ヘルボロフは除去が得意なのだからEXライフにも強く出れるのでは」と考える方も多いだろう。しかし、実際は真逆なのである。
確かにヘルボロフにとってEXライフ持ちクリーチャーを除去することは困難ではない。しかし、1体のクリーチャーを除去するために普段の倍のリソースを割かなくてはならなくなる。そうなると何が起こるか。いつもであればマグナムやゴウケン斎で相手の妨害をしたり、盤面を横に広げて圧をかけたりすることができなくなってしまうのだ。1体のクリーチャー除去に大きなリソースを吐かされ、次のEXライフ持ちクリーチャーを出す隙を与えてしまう。その結果だんだんと除去が追い付かなくなり、敗北してしまうのだ。
そうなる前に早期に決着をつけようにもヘルボロフのコストは7、早期決着を狙うならヘルボロフをデッキから抜かなくてはならなくなってしまう。これでは本末転倒である。そう言った理由からドルファディロムを主体とするデッキ相手に高い勝率を叩きだす兆しは見えそうにない。
これからの戦略
と、そのような理由で現環境におけるヘルボロフの立場は非常に厳しいものである。とはいえこのまま諦めてしまってはヘルボロフ使いの名が廃る。ということでヘルボロフにとって希望になるようなカードを探してみた。その結果、1枚のカードが見つかった。
そう、次弾で追加されるあのカード・・・
そう、《我我我ガイアール・ブランド》である。
ここまで見てきた読者諸君の中には「ああ・・・こいつヘルボロフの回しすぎでおかしくなってる・・・」とお思いの方もおられるだろうが私はまともである。
ドルファディロムが相手ではリソース勝負でじり貧になってしまうが、ガガガ相手であればトリガー次第で勝機が見える。当然厳しい勝負には違いないが、正直ドルファディロムを相手にするよりもマシである。そして肝心のドルファディロムはガガガに倒してもらえばいい。そう・・・
ヘルボロフは
我我我ガイアール・ブランドを
応援しています
みたいなキャンペーンを打ちつつ、漁夫の利を狙っていくのが今後のヘルボロフの良い立ち位置になるであろうと思われる。
最後に
ここまで殿堂や新弾の情報を交えつつ考察を進めてきたが、今後の環境もこの除去耐性はびこる王来編でヘルボロフが覇権を握ることは難しい。今後の運営の動向を注視しつつ、改築を進めていきたい所だ。
第7杯 オリカ杯~デュエルマスターズをぶっ壊す~
開会宣言
あんなカードいいな、あったらいいな。
DMP・・・いや、カードゲーマーならだれでも作ったことがある、己の夢と欲望を詰め込んだ自分だけのカード。それがオリジナルカード、通称オリカ。
しかし、人は年を重ねるごとに夢より現実を見るようになってしまう。そしてそれに伴ってオリカも作らなくなり、現実のカードを見るようになっていく。なんと悲しいことだろうか・・・
そう、我々は童心を取り戻すべきなのだ。
今回のルール
今回は私主催のオリカ杯!・・・ということで参加者それぞれオリカを1種類作ってもらい、そのカードを入れたデッキで戦う。なお、ぶっ壊れカード生産防止のために優勝者は対戦後に投票で決めることにした。
なお、オリカを作るにあたってのルールは次の通りだ。
- メインデッキに入るカードであること(オリカの枠を外れポンの助で代用するため)
- デッキに4枚以上入れること(「5枚以上入れれる」とテキストに書けば入れてもいい。ただし3枚以下はダメ)
- ゲーム開始時に特定のゾーンにあるカードであってはならない(ドキンダムやゼーロン、禁断~目覚めの時~みたいなカードはダメ)
- 特殊勝利、特殊敗北を効果に含んではならない
- デッキが魅力的になるカードであること
- できればイラストも描くこと
半ば無茶ぶりも交えつつ、参加希望者たちはオリカを描き始めた。
そして1週間後・・・
大会開始!
大会当日に集まった参加者は計5人。ハルプブ氏、出前氏、エクス氏、りすろん氏、そして主催のフナ少佐だ。次からは参加者ごとのオリカとデッキを見ていこう。
エクス氏
カード名:《神降臨祭》
種類 :D2フィールド
コスト :5
文明 :水
効果 :・自分のターンの終わりに、カードを1枚引く、その後、バトルゾーンにある種族がゴッドのクリーチャーにリンクできるカードを手札から好きなだけバトルゾーンに出してもよい。そうしたら、そのカードをリンクさせる。この効果でリンクさせた場合、リンクした時の効果は使えない。(種族にゴッド・ノヴァ、ゴッド・ノヴァ・OMGとあるクリーチャーは出すことはできない)
イラスト:
仕事が丁寧で主催冥利に尽きます
――――
古くからデュエマに親しんでいる読者の方ならピンときただろう・・・そう、神帝サポートだ。D2フィールドならではの毎ターン発動する効果と、ゴッド特有の除去への耐性がうまい具合にマッチしている。一見効果は派手だがゴッド専用であること、既にプロジェクト・ゴッドがあること、5コスの水文明D2フィールドにダイスベガスがあることを考えればむしろ控えめであるとも考えられるが果たしてその効果のほどはいかほどに。
――――
デッキ紹介
2、3コストで手札を回し、4コストでマニ召喚。そのまま5コストで降臨祭を貼れば2ターン後には4体リンクの神帝が誕生するという算段。特に注目すべきは神帝アージュで、4体リンクするとパワー20000の無限アタッカー&ブロッカーが誕生する。長年不遇な扱いのゴッドをこのカードで救えるか。
りすろん氏
カード名:《デュアルショック・ドラゴンCM》
種類 :クリーチャー
コスト :6
文明 :火
種族 :アーマード・ドラゴン
パワー :8000+
効果 :・ Sバック-火
・Tブレイカー
・パワーアタッカー+11000
・このクリーチャーがフィールドに出た時、自分のシールドを1つ、墓地に置く。
・このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札を見る。その中から《デュアルショック・ドラゴン》を1体タップして出してもよい。その後、山札をシャッフルする。
イラスト:
手描きで色塗りまで、更に文明マークと芸が細かい
――――
こちらも古参ホイホイなカード。転生編 第4弾 終末ナスオ・・・おっと、終末魔導大戦のCMだけで大活躍していたデュアルショック・ドラゴンとプロミネンス・カタストロフィーのコンボを1枚で再現できるようになった。その効果は進化クロスギアをくっつけただけあって絶大なもの。特に、現代カードとの組み合わせで恐ろしいパワーを発揮するだろう・・・と、りすろん氏も考えたようでカードパワーが高い分はデッキで調節するとのこと。
例のコンボ?が活躍しているCMがこちら。
デッキ紹介
奇怪な鬼祭や花美師ハナコで早々にデュアルショックドラゴンCMを出し、一気に殴りかかる戦法。決まると強力ではあるものの時間ががかれば簡単に対処されてしまう、赤単らしいデッキに仕上がっている。
ハルプブ氏
カード名:《「桃武」の鬼 ジャキング》
種類 :クリーチャー
コスト :6
文明 :火 闇 自然
種族 :ディスペクター/ヒーロー・ドラゴン/デモニオ/チーム切り札/鬼札王国
パワー :11000
効果:・EXライフ ・Wブレイカー ・スピードアタッカー
・このクリーチャーがフィールドに出た時または攻撃する時、マナゾーンまたはバトルゾーンからカードを1枚まで手札に戻す。その後、このクリーチャーはシールドを1枚ブレイクしてもよい。
・【キリフダッシュ】6
・【鬼タイム】このクリーチャーの召喚コストを3少なくする
イラスト:
ディスペクターっぽい良イラスト
――――
王来編の新種族「ディスペクター」は過去に登場したカードたちが合体したもの。その特徴をさっそく活かしてモモキングとジャオウガのディスペクターを作ってきてくれた。(今思ったけど、右上のアイコンが喧しくなりそうだ)
効果はまさに両方の良いとこ取りで、《百鬼の邪王門》対応の6コストでなおかつ使用した邪王門を回収できるおまけ付き。更にEXライフで邪王門から飛び出した際の防御力は恐ろしいものがある。
かと思えば最小3コストでキリフダッシュしてSAが飛んでくるので攻撃に転じても強い。鬼タイム効果とEXライフの噛み合いが気になる所だが果たしてどう動くか。
――――
デッキ紹介
緑が入ったことで鬼札アバクを抵抗なく採用することが可能となり、邪王門カウンターに正当な強化が入ったと言える。ジャキングから出す気満々のバスターの採用が光る。
出前氏
カード名:《奇術妖精ラキナ》
種類 :クリーチャー
コスト :4
文明 :水
パワー :4000
効果:・このクリーチャーは、あなたのバトルゾーンに他のスノーフェアリーがいなければ新たにバトルゾーンに出せない。
・このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、数字を1つ宣言する。次の自分のターンのはじめまで、相手はその数字と同じコストを持つ呪文を唱えられず、同じコストを持つクリーチャーを場に出せない。
・あなたのターン終了時、あなたのバトルゾーンにいるスノーフェアリー1体につき、カードを1枚引いてもよい。
イラスト:
外見はかわいい、効果は鬼畜
――――
かの殿堂入りツインパクト呪文、本日のラッキーナンバーがスノーフェアリーになった。スノーフェアリーが採用された理由はスノーフェアリーデッキにフィニッシュ力が欲しいから・・・のはずだ。決してこの子のR-18Gイラストを見たいからという理由ではない
フィーチャー元が殿堂カードなだけあってその効果は強烈。大きなデメリットがあるもののロック効果持ちの置きドローでパワー4000はやりすぎではないかとの声が多く上がった。
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デッキ紹介
2ターン目ハキリ、3ターン目ステップルと出すことでラッキーナンバーを唱えながら3ドローすることができる。大量にため込んだ手札でエンドレス・フローズン・カーニバルを唱え、ステージュラとクレバスで一気に攻め込む。オリカによってデッキの安定性を高める、コントロール使いらしいオリカの使い方だ。
フナ少佐
カード名:《極悪龍覇 デスボロフ》
種類 :クリーチャー
コスト :9
文明 :闇
種族 :ファンキー・ナイトメア・ドラゴン/ドラグナー
パワー :13000
効果:
・シンパシー:ファンキー・ナイトメア
・スレイヤー
・T・ブレイカー
・マナ武装5―このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンに闇のカードが5枚以上あれば、コスト4以下の闇のドラグハートをバトルゾーンに出しても良い
・このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のデッキからファンキー・ナイトメアを1枚、自分の墓地に送る。
・ファンキー・ナイトメアを自分の墓地から召喚しても良い。
イラスト:
画力開放・・・!え、あまり変わってないって?
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私がボロフを描かないでどうするの・・・ということでやっぱり描きました。
コンセプトとしてはヘルボロフとの差別化を図りつつ、ファンキー・ナイトメアらしさを強調するようなカードに仕上げてみました。
パワーが13000もある上にスレイヤー持ちなのでEXライフやスター進化の貫通も可能、ぶっ壊れでは無いもののしっかり強い、魅力的なカードに仕上がったと思う。
デッキ紹介
オリカを最大限に生かすために軽量のファンキー・ナイトメアを大量に採用。特にハットリトリはファンキー・ナイトメア唯一のシノビであり、オリカが場にいれば墓地からニンジャ・ストライクが発動できる。
次回予告
かくして大波乱の予感を携えながら始まったオリカ杯。果たして優勝はどのカードが勝ち取るのか。そしてラキナは本当にぶっ壊れなのか。気になる対戦結果は次回に続く!
第八進攻 今環境でのヘルボロフ
第七進攻はこちら
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王来編環境考察
時の流れは早いもので王来編第1弾が発売されてはや2か月、環境で強いデッキもそろそろ固定化されてきた。ということで現在の環境デッキをヘルボロフ視点で見ていこうと思う。
- 5cザーディクリカ
王来編の象徴とも言うべきデッキ。前回の記事で触れたドルファディロムやザーディクリカを駆使し、圧倒的な耐性とリソースで殴り抜けるデッキ。クリカを使ったループ型や、ドルマゲドンを使用した型などフィニッシュ手段が多岐にわたり対策が難航。その圧倒的パワーで環境トップをひた走る。
ヘルボロフ的対策
いや・・無理だわこれ。EXライフでの耐性のせいで除去に割くリソースが大きすぎる上、定期的に出てくるとこしえの超人のせいでドラグハート展開も満足にさせてもらえないこと多数。唯一の希望は赤黒でのビートダウンプランではあるものの、ヘルボロフのスピードだとシールドトリガーから容易にひっくり返されてしまう。10回に1回も勝てそうにない。
- オカルトアンダケイン
前環境から走ってるヤベーやつ。最速で2~3ターンでループに入りこちらのマナが消し飛んでしまう。難易度が高いため使用者が限られるのが救いか。近いうちに関連パーツが殿堂入りするんじゃないかな。
ヘルボロフ的対策
こいつもなかなかしんどい。マグナムや除去札などがやんわりと効いてくれるので頑張れば勝てなくもないレベル。しかし徹底的にこいつを見ようとするとデッキが大きく崩れてしまうため、慎重な調整が必要。アンダケインに一族郎党皆殺しにされた人ならポクタマやらコンクリオンやらお清めやらで徹底的にメタを張ろう。
- 青魔道具
安定感があるのでいまだに環境に呼ばれるヤツ。魔道具新規なんて最近来てないのに何だかんだ環境で見かける。それ以外に書くことあるかな。
ヘルボロフ的考察
墓地利用なのでハンデスが効かない、クリーチャーを残さないので除去が効きずらいとしんどい要素が多い。しかし最終的にはシールドを割って攻める点、マグナムやダルピを除去してからでないと動けないことから意外と付け入るスキは多い。工夫次第で勝ちを狙える相手。
- 4c鬼羅Star
王来編の象徴その2、圧倒的ドローと展開力で速攻を仕掛けてくる。(詳しくは前回記事参照)例のガバガバテキストによりウィニーのくせに場残りが良い点も厄介。
ヘルボロフ的考察
なんだかんだ従来の速攻対策が刺さってくれるので対策さえしっかり取れば勝てない相手ではない。ニトロ、マグナム、ゴウケン斎としっかり展開すれば相手のフィールドはガタガタだ。
- ドギラゴン閃
流石はバスターの遺志を継ぐものと言ったところか、今環境にもしっかりと名を上げている。ドルガン閃の圧倒的パワーはかつてのデュエルバスターズの頃と何一つ違わない。
ヘルボロフ的考察
ハンデスで叩き落としてからマグナムを貼れ、それ以外に言うことはない。従来の革命チェンジギミックを正しく使っている以上、新章、双極篇と存在感を発揮していたヘルボロフにとっては戦いなれた相手と言えよう。
デッキ制作
これらの考察を元に、現環境で活躍できそうなヘルボロフデッキを考えてみるのだが・・・結論から述べると、5cの対面は捨てることにした。
ミラクルのおかげでヘルボロフのスピードにしっかりと付いてくる上にExライフはヘルボロフとの相性が悪い(この辺は後々記事にするつもり)。現状では勝つビジョンが見えてこないので奴らの対処は次弾以降のガガガ君に任せるとしてその他の比較的早いデッキへの対策を練っていく。
- 新生黒緑ヘルボロフ
私が現環境をふまえて改築したヘルボロフがこれだ。
デッキの基本方針や以前も採用していたカードの解説は省くとして、新たに投入したカードの解説を行っていく。
- 不死妖精ベラドアネ
3コストになった代わりにクリーチャーが残るようになったダーク・ライフ、2色になった少し弱いデドダムとも言う。3→5のカーブを作れ、早々にタイガニトロのマナ武装やゴウケン斎を着地させることができるようになった。GRを使うデッキやバイクが衰退したため、ダルピ・ルッピーよりこちらを優先した。
- 爆霊魔 タイガニトロ
そのカードパワーは言わずもがなではあるが、前環境では手札1枚から動くデッキも多かったために不採用に終わっていた。しかし今弾は進化ギミック推しということもありニトロのようなハンデスが効きやすい。刺さる環境ではとことん強いため、是非とも活躍に期待したい。
- 秩序の遺志
キラスタードギラゴン何でもござれ、コマンドが少ないデッキであれば圧倒的な除去力を発揮するこのカード。特にリゲル2で拾えるようになったのも大きい。Exライフ対策になるかとも思ったが、あいつら基本コマンドだわ。何ならドルファディには打てないわ。ってことで大人しくとこしえの超人(とこちゃん)でも封印しておきましょう。
- 混晶 リゲル2 滅界の魔将 バフォロメア
今弾からのニューフェイスもしっかり採用、やはりGストライクは便利である。
詳しい解説は第七進攻でおこなったので割愛する。ササゲールは飾り。
最後に
あいも変わらずヘルボロフに厳しい環境が続いている(というかずっと続く)が、その手数の多さが故にしっかりと強化は貰えている。新ギミックへの対処をしっかり考えつつ、今後の新カードにも期待したい所だ。
正直、この環境では除去コントロールであるヘルボロフで勝つのは難しい。第六進攻で書いたように、こういった状況なら別デッキを回してみるのも手かもしれない。